歯の生え変わり方〜ケースSカ〜⑥

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

先日、誕生日を迎えて6歳になった臼井家の末っ子<Sカ>。

昨年の8月に下の乳前歯の内側(舌側)に初めての永久歯が見え始めてから約半年が経ちました。

永久歯が見え始めたのが5歳6ヶ月と少し早めでしたが、その後永久歯はグイグイ生えてくるものの、これまで乳歯は全く動く気配がなく…😅

これまでの様子は、

「歯の生え変わり方〜ケースSカ〜」シリーズ       ←の数字をクリックするとそれぞれの回をご覧いただけますので覗いてみてくださいね。

 11月の時点での様子がこちら。Sカ本人も、もはや下の前歯は4枚歯の状態が当たり前に。

そして一番奥に6歳臼歯(第一大臼歯)が見え始めていました。

あれから3ヶ月、大きな変化もなくクリスマス、お正月を過ぎて、いよいよ6歳の誕生日が近づいてきた2月の中旬。

Sカが食事中に「下の歯が痛い〜」と半べそをかいていたので、そういえば生え変わりをしばらく見てなかったことに思い当たってお口の中を覗いてみると、

右下の乳前歯が少しだけグラグラしてきていました👍

そして、11月には頭がチラッと見える程度だった左右の6歳臼歯も、いつの間にか半分くらい生えてきています。

Sカは早生まれということもあってか、身体は年長組のお友達の中でもまだ一番小さい方です。

歯の生え変わりのペースは、実は個人差が大きく最初の1本が抜けるのが平均的には6歳前後と言われていますが、早いお子さんだと5歳頃、遅いお子さんでは7歳頃になることもあり、その差は約2年ほどの幅があります。

まだ周りのお友達よりも身体の小さいSカは、永久歯の生え始めこそ早い方でしたが、1本目の乳歯が抜けるのは平均的な6歳に訪れることになりそうです。

多くの場合には、内側に永久歯が生えてきて早ければ1ヶ月、遅くても数ヶ月もすると外側に残っている乳歯はグラついてきて、抜けた後に内側に生えた永久歯が前方に移動してくるので、

「乳歯が動いてないのに永久歯が生えてきてしまった」と心配される保護者の方には、

「大きな心配はありませんよ、様子をみていきましょう。」

と説明することが多いのですが、今回のSカの場合は臼井の予測をはるかに上回って半年も経ってようやくぐらつき始めました。

これまではプロローグ?

ようやく本格的な生え変わりがこれから始まりそうな予感です😁

これだけ長い間、内側に生えていたSカの永久歯は、はたしてちゃんと前方に移動してくるのか、他の永久歯は今どんな状態で、これからどの様に生え変わっていくのか。

今後も動きがあり次第、お伝えしていきます☝️