こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。
現在、<Kゴウ(14歳)>、<Hカ(11歳)>、<Sカ(9歳)>、<Mカ(1歳半)>の4人の子ども達を育てている子育て真っ最中の妻に、子育て中の保護者の皆さんが悩んでいることを聞いてみると、
ネットの子育て相談掲示板では、
「子どもがなかなか自分で歯みがきをしてくれない。」
「自分でスプーンを使ってゴハンを食べるのがいつまで経っても苦手で心配。」
など、歯みがきだけでなく、食育や発語などお口や歯科に関わる悩みや質問がたくさん見られるそうです。
今は誰でもインターネットで調べれば何でも答えが出てくる時代。
その答えはとても多様で、その内のどれが最も自分の悩みを解決することに役立つのか、それを判断することもまた難しいですよね。
子育ての中でも、色々調べて、考えて、試してみて、それでも中々親が思うようにすんなりはいかないことの方が多かったり。
逆に、色々心配していたことが、ふと気がつくと、子どもがいつの間にか自分で当たり前にできるようになっている事に気が付くことも。
そもそも、親が思うように子どもに育って欲しいと思うこと自体が、親にも子にも無理なことなのかもしれません。
それでも、親としては子どもにこうなって欲しいと願うことは自然な想いでしょう。
子育ての全てに正しい答えがあるわけではありませんが、
子ども達が何かを覚えたり、できるようになる時、子ども自身でこうしようと勝手に考えてできるようになるわけでも、何かの拍子に突然できるようになっているわけでもなさそうです。
周りの大人やお兄ちゃん、お姉ちゃんがやっている事、行っていることをいつの間にかよ〜く見ていて、自分なりにマネっこして、失敗してはマネっこして、少しずつ上手にいろんな事ができるようになっているんですね。
「そんなの当たり前。子どもを育てていたら常識。」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、そんな方でも意識せずに抜けてしまいがちなのが、「歯みがき」や「食事」だったりするのではないかと思います。
「子どもがなかなか自分で歯みがきをしてくれない。」
→ご自身の歯磨きをしている姿をお子さんに見せたことはありますか?毎日親が歯みがきをしていることをお子さんは知ることができていますか?
「自分でスプーンを使ってゴハンを食べるのがいつまで経っても苦手で心配。」
→お子さんにスプーンを使ってアーンと食べさせてあげていても、ご自分がスプーンを使って食事をしている姿を見せてあげていますか?
臼井家の4人の子ども達を見ていて、特に現在1歳半を迎えた末っ子<Mカ>の様子から、そんな親が思うようにいかない子どもの成長に大きく影響を与えていると実感することが、
親である自分自身。
「子どもは親の背中を見て育つ。」
とは、昔からよく言われてきた言葉ですが、
良いところも悪いところも、子どもはしっかりと見てマネをして育っていることは、<Mカ>以外の3人の子ども達を見ていても強く感じます。
言葉で教えたり、やらせて覚えさせようとしたりするよりも、お手本を毎日見せてあげることが近道かもしれません。
⚫︎もちろん一人で座って安全に食事ができるようになってきてからですが、お子さんだけ先にゴハンを食べさせて、自分の食事は後回しにするのではなく、一緒に食事をしながら大人やお兄ちゃん、お姉ちゃんがどうやってゴハンを食べているのかを見せてあげましょう。
お箸をいじり出してきたら、安全に配慮しながらも持たせてあげましょう。周りの大人がお箸でゴハンを食べているのをマネしたいと思っているのかもしれません。
スプーンの使い方も、自分がスプーンを使ってゴハンを食べてお手本を見せてあげましょう。
⚫︎お子さんが自分で歯ブラシをお口に入れるようになってきたら、親であるご自身も一緒に歯みがきをしてその様子を見せてあげましょう。初めのうちの自分磨きはガジガジかじっているだけでOKです。歯を磨く習慣ができればそれで良し。仕上げ磨きでキレイにできれば問題ありません。それよりも親の歯みがきを見て、自分なりにマネをしようとしている事をいっぱい褒めてあげましょう。
1歳半の<Mカ>も、今では鏡の前でシャカシャカ磨きをしてから、自分で仕上げ磨きを求めて歯ブラシを臼井に持ってくるようになりました。

臼井自身の自戒をこめて改めて。
親の姿を子ども達はよーく見ています。