歯の生え変わり方 〜ケースSカ〜①

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

これまでのブログでも、少しだけ登場していた我が家の次女で3人兄妹の末っ子Sカ。

現在、5歳6ヶ月になった早生まれの年長組🌹です。

この度、乳歯から永久歯への生え変わりがいよいよ始まりました👏

これからは兄姉に代わって、度々登場する機会が増えると思います。

よろしくお願いします😁

永久歯が生え始めるのは、およそ6歳頃と言われています。

Sカが口の中に何か出てきたと教えてくれたのが、

<2022年7月20日>

下の乳前歯の内側にほんの少しだけ見えてきたのが、永久歯の先端です。

ちなみに歯の根元にある白い部分は歯石です。子どもの歯でも唾液由来の歯石が下の前歯の裏に付きやすいことがあるので、時々歯科医院でとってもらいましょう。付きはじめであれば爪楊枝などでこすると取れるかもしれませんが、誤って歯肉を傷つけてしまう可能性があるので歯科医院で定期的にチェックしてもらいながら、お子さんの成長に合わせて安全に取ってもらうことをオススメします。

この時点で乳歯はまだ全くグラついていません。

乳歯がぐらぐらしてくるのは、永久歯に押されて乳歯の歯根が吸収することで短くなってくる為です。

今回のSカの記念すべき1本目の永久歯は、乳歯からだいぶ内側に生えてきています。

そのため、永久歯の頭が見えても乳歯の歯根はまだ吸収していないためグラつかないのです。

「乳歯が抜ける前に永久歯が内側に生えてきてしまった」

と保護者の方が、仕上げ磨きの際などにお子さんのお口を見て心配になってご相談をいただく事も少なくありません。

だんだん乳歯がグラグラしてきて、ぽろっと抜けてから永久歯が生えてくるイメージで生え変わりの時期を待っていたところに、初めての永久歯がこの様に生えてきたら心配になるのも当然です。

お子さんの歯並びが悪くなってしまうのではないかと不安になりますよね😓

でも、実はこの様な萌出(=歯が生えること)の仕方は自然な事なので心配いりません。

登りエスカレーターの最後の部分の様に、上に上がってから前に出てくるので、エスカレーター方式の萌出と呼ばれます。

他の歯の場合には注意が必要ですが、最初に生え変わる下の前歯の場合には様子を見ていると、少しずつ乳歯がグラつき始め、やがて抜けるとその頃にはだいぶ放出してきている永久歯が、そこから前に移動し正常な位置に収まることが多いです。

ただし、下顎の成長が思うように進まず、生えてきた永久歯が並ぶのに必要なスペースが確保されないと十分に前に出られないこともあるので、生え変わりが始まったら歯科医院でむし歯予防も兼ねて一度チェックしてもらい、その後の生え変わりや顎の成長については定期的に経過を見ていくことをお勧めします。

乳歯が生えてきた頃から定期的に歯科医院でチェックやフッ化物を塗布してもらっているお子さんはそのまま一緒に経過を見ていければ、場合によって小児期に矯正を行った方がいいかどうかも判断しやすくなるので安心です。

我が家のSカ歯の生え変わりが、今後どのように進んでいくのか。

どうなるのかは、今の時点で私も全く分かりません😅

変化があったタイミングでリアルタイムで本ブログにアップしていきますので、お子さんの生え変わりに不安がある方や、果たして問題ないのかどうか心配だという方、子供の頃自分の歯がどうやって生え変わったのか全く覚えてないけど、興味があるという方は是非追ってみてくださいね☝️

次回は、最初に見えてきた永久歯の頭がその後どうなったか、まずは生え変わりのスタートの経過を写真で紹介します。

 

そして…

頑張れ❗️東北楽天ゴールデンイーグルス‼️