こんにちは、歯科助手の色川です。
さて、みなさんは歯磨きをするのが習慣づいてると思いますが、きちんと磨けていると自信を持って言えますか?
【磨いている】と【磨けている】は大きく違います。
厚生省の調査によると全国民の98%が毎日歯を磨いています。しかし、一方では歯肉炎をはじめとする歯周病が増えています。【磨けていない】は【磨いてない】と同じと言うことです。歯を磨くときの大切なポイントは、歯から汚れを取り除くことです。
《毛先磨き方法》
・歯の表面に歯ブラシを直角に当てて擦り、汚れを落としていく方法
・歯ブラシの形状は、
①持つところがまっすぐ
②毛先が平らに揃っている
③毛先が丸い普通の硬さ
が必要条件です
《磨き方について》
①歯ブラシは歯と直角に
毛先磨きの基本は、歯ブラシは歯と直角にあてること。
歯の表面、歯と歯茎の境目に沿ってこすれば歯の表面についた汚れはだいたいとれます。
②前歯の裏側は要注意
歯石がつきやすいのは前歯の裏側。ここは歯ブラシを縦に持ち、ブラシのかかと部分を歯と歯茎の境目にあてて上下に動かしましょう。
③奥歯は口を軽く閉じて
1番奥の歯の横と後側は口を軽く閉じて歯ブラシを横からつっこむようにして届かせます。よく見えないときは鏡を上手に使ってやると見えるようになりますよ。
④奥歯の上、裏は力を入れずに
歯と歯茎の境目に毛先を当てて小刻みに動かします。
このとき力を入れて押しすぎると毛先が開いてしまいかえって汚れがとれなくなってしまいます。
⑤歯や口の形状に合わせて
歯がでっぱっていたり、ひっこんでいると歯ブラシの毛先が当たらないので、角度を変えて毛先を一本一本の歯の面に当たるようにしましょう。
鏡をみてしっかりとおこなうのがポイントです。
《歯磨きの原則》
・食べたり飲んだりしたら磨く
・つまみ食いは厳禁
・外出などで磨けないときはあとで取り返すような気持ちで心持ち長く磨く
そうすれば、1日合計として10分程度の歯磨きができるはずです。
しかしどうしても歯磨きで取り切れない汚れは誰にでもありそれが蓄積されていくと歯周病や虫歯が進行してしまいます。
歯磨きだけではなく定期検診や歯間ブラシ、フロスなどを使って頂き清潔な理想のお口の中を保てるようにしていきましょう。
もしわからないことがありましたらスタッフにお聞きください。
他にも様々な磨き方があるので自分に合う磨き方で磨き、【磨けていない】から【磨けてる】に変えていきましょう。