新・歯の生え変わり③(永久歯の歯並び編)

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

前回まで歯の生え変わりが始まったばかりの長女Hカ(6歳)の様子を2回に渡ってお伝えしました。

→新・歯の生え変わり①(エナメル質形成不全症編)

→新・歯の生え変わり②(上顎前歯編)

今回は、長男Kゴウ(9歳)の歯の生え変わりの様子のその後を、2年振りにお伝えします✌️

これまでのKゴウの生え変わりの様子については、下のリンクからご覧下さい👇

→乳歯が抜けてないのに永久歯が!?①

→乳歯が抜けてないのに永久歯が!?②

→続・歯の生え変わり

Kゴウの生え変わりについては、写真を並べて見比べてみる方が分かりやすいと思いますので、まずは下の写真をご覧ください。

<3年前 6歳>

生え変わりが始まった頃ですね。

下の前歯は乳歯のだいぶ内側に生えてきていました。

奥歯は乳歯の奥に6歳臼歯が見えてきています。

 

上の前歯は大きいので、顎が成長して十分なスペースが出来ないと、乳歯が抜けてから永久歯が生えてくるまでの期間が長くなることもありますが、Kゴウはすんなり生えてきました。

 

<2年前 7歳>

この頃になると下の前歯もほぼ正常な位置まで移動していることがわかりますね。

左右の6歳臼歯もしっかりと生えました。

右下の2本目(側切歯)が先天性欠如で元々作られていないため1本足りない状態です。

 

 

上の前歯も3/4程度生えてきましたが、歯の間が少し開いています。

上の前歯の歯並びと噛み合わせの深さが気になっていました。

 

あれから2年

<現在 9歳>

生え変わりもだいぶ進んで、先日右下の乳臼歯(E)が抜けた事で、残る乳歯は上の左右と左下の乳臼歯(E)の3本となりました。

上の前歯もまっすぐになりすき間はなくなりました。

しかし上の左右2がやや内側に重なっている状態です。

乳歯は少なくなってきましたが、永久歯がニョキニョキ生えてきている段階で、歯並びがまさに作られている時期でもあります。

永久歯の歯並びは

・顎の骨の幅(成長具合)や形

・永久歯の大きさ、本数(先天性欠如や過剰歯など)

・舌の大きさや力、舌を出したりする癖の有無

・頬や口周り、唇の筋力

・口呼吸や指しゃぶりなどの癖の有無

・普段の姿勢

などなど、様々な要素が影響して完成していきます。

次回からは、それぞれの要素に対して、良くない習慣や幼少期に気をつけたい事、歯並びをできるだけ良くするためにお家でできることも保護者の方には知っておいて頂きたい事、定期的な歯科受診でできる事についてお話します☝️

Kゴウの歯並びが今後どの様に変化していくのかも、永久歯が生え揃う頃までKゴウが協力してくれていれば😅お伝えしていく予定です👍