歯周病・歯槽膿漏について

皆さんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院、歯科助手の横山です😊
2月のお正月、立春も過ぎましたが、いまだに吹雪く日なども多く、冬の真っ只中と感じております…❄️⛄️

ところでこんな寒い時期、外に出ていると歯ぐきが痛むような感覚を覚えることがございませんか?
様々な原因が考えられますが、見たところ歯ぐきの状態が悪いわけではないのにといった場合、寒さによる歯ぐきの血行不良や、無意識の食いしばりの負担が原因の可能性がございます。

寒い日に限らずそんな歯ぐきのお悩みについては、当院では「歯ぐきがたぶん歯槽膿漏(しそうのうろう)で…」もしくは「歯周病(ししゅうびょう)で…」といらっしゃる患者さんは少なくございません。
皆さんはその歯周病と歯槽膿漏がどのようなものかについてご存知でしょうか🤔
おそらく歯ぐきが悪くなる、痛くなる…というイメージはお持ちかと存じます。
今回はそんな歯槽膿漏たちについてご説明いたします🦷❗️

 

◆歯槽膿漏・歯周病とは?
実は歯槽膿漏と歯周病に違いはございません!
歯周病は歯の周りにある歯を支えている組織(歯周組織)に炎症が起こる病気の総称であり、
歯周病の中の、進行が進んで歯ぐきから膿(うみ)が出ている症状が歯槽膿漏と呼ばれています。
歯周組織には、主に歯ぐき(歯肉)・歯槽骨・歯根膜がございます。これらが炎症を起こすと、歯ぐきからの出血、また腫れや痛みを出したり、ひどいと歯がぐらついてきてしまうのです。

 

◆なぜ歯周病になるのか?
原因は様々ですが、代表的なものは3つございます。
①全体的なもの
思春期・妊娠・糖尿病などのように、体のホルモンのバランスがくずれたり、栄養障害(カルシウム・ビタミンなどの不足)によってなる場合があります。

②汚れによるもの
歯の周りの汚れ(主に食べ物のカス)、一般に歯垢(しこう)と呼ばれているものが付くと、口の中の細菌の働きによって歯石(しせき)となります。これによって歯周組織が炎症を起こします。

③噛み合わせによるもの
歯ぎしりなどのように頻繁に歯をゆらしている状態が続くと、徐々に歯槽骨が壊されてしまい炎症を起こします。

 

◆なぜ痛くなるのか?
ズキズキ痛む
→歯ぐきの中に膿がたまってくると痛みが出ます。

水などがしみる
→炎症が歯の根の先までくると歯の神経まで炎症を起こしてしみるようになります。また、歯ぐきが下がってくると歯の感じやすい部分が露出してしみるようにもなります。

噛むと痛い
→歯の周り全体が炎症を起こすと痛むようになります。

 

歯周病の予防は毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯垢がつかないようにすることが基本となります🪥
そして、このセルフケアの他に、歯ブラシなどでは取りきれない歯石の除去に歯科医院を定期的にご利用いただければと存じます✨

歯周病となってしまった場合にも、歯科医院にて専門的に歯の清掃をさせていただき、歯ぐきの状態を改善できるよう日頃のセルフケアのしかたなどについてもサポートさせていただきます!

皆さんの大切な歯を守るためにぜひ、予防の時点から歯科医院を有効にご利用ください❗️✨🦷✨