シン・歯の生え変わり②

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

前回→「シン・歯の生え変わり①」の続きです。

まずは、4歳になり上手にお口を開けて写真を撮らせてくれる様になったお肉大好き次女Sカ。

歯並びも歯の形も標準的なSカです。下の乳中切歯の間に隙間がありますが、今後、顎の成長に伴って、乳歯列には徐々に隙間が生じてくるため問題は無いと思われます。(むしろ隙間ができないと永久歯が生えてくるスペースが十分に確保できない可能性も。)

乳歯が全て抜け終わったお兄ちゃんKゴウに変わって、この先1年後辺りからSカの生え変わりの様子をリアルタイムでお伝えしていく予定です☝️

 

続いて、現在生え変わり真っ最中。7歳になり、日に日に女子っぽさが増すにつれ、いつまでお父さんに口の中を撮らせてくれるのか若干不安も感じられる様になってきた長女Hカ。

 

6歳臼歯(6)が4本とも生え揃い、前歯(1と2)の生え変わりも残すところ左下の2番(左側側切歯)のみとなりました。

この時期にしっかりと歯応えのあるものをよく噛んで食べることで顎の骨の発達を促すことが大切です。Sカは臼井に似ず下顎が細いので、全ての永久歯がきれいに生えるためのスペースを作る事を目指す必要がありそうです。

右下2の白濁した部分は、エナメル初期う蝕と診断される、少しエナメル質が溶けかけている部分です。歯が作られた時から弱めにできてしまったエナメル質形成不全の下顎左右の6歳臼歯と共に、歯磨きをしっかり丁寧に行い、フッ化物を応用することで再石灰化を促して後戻りできないムシ歯に進行してしまうことを食い止めていく必要があります。

この白濁部が今後どのように変化していくかも、随時お伝えしていきます😓

 

最後に、全ての乳歯が抜け終わり、臼井と一緒に、つい食べ過ぎてしまう自分と日々闘っているKゴウ10歳。

Kゴウは、鼻炎や花粉症などもあるからか、鼻で呼吸をすることが苦手で口呼吸になってしまっていたり、お口もポカーンと開いてしまう事が多いため、上の前歯が少し前に出ています。

出来るだけお口を閉じるように声をかけたり、唇の力を鍛えるトレーニングを少しは頑張ったこともあり、2年前に思っていたよりは歯列に収まったものの、左上の2番(側切歯)が少し内側にねじれてしまっています。

最後に抜けたE(第二乳臼歯)に続いて生えてきた5番(第二小臼歯)は、もう少しで後ろの6番(第一大臼歯)と同じ高さまで届きそうです。

1番後ろには、もうすぐ7番(第二大臼歯)が生えてきそうな膨らみが見え始めました💪

右下の2番(側切歯)は、元々歯が作られない先天性欠如ですが、隙間が生じることなく1番(中切歯)と3番(犬歯)が並んでいるのがご覧いただけます。

平均的には、小学校を卒業する頃までにこの状態になり、中学生の間に上下左右の7番が生えそろって永久歯列が完成することになります。

兄妹であっても、一人一人歯の生え方、生え変わり方、そのスピードは全く異なることを我が家の子ども達から実感させてもらっていますが、今後もそれぞれの生え変わりや、生じてくるお口の中の問題点などについて、実際のお口の状態をご覧いただきながらお伝えしていきますね☝️

(子ども達が協力してくれる限りではありますが… 😅)