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痛くなくなればムシ歯は治ってる❓②

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

眠れないほどの痛みがあったのに、我慢しているうちにパッタリと痛みが無くなった❗️

ムシ歯が治ったと思って歯医者に行かなくても大丈夫❓

そんな時、歯の中では何が起こっているのか。

前回のお話は→こちらです。「痛くなくなればムシ歯は治ってる❓①」

④C3

→歯髄(神経)までう蝕が進行した状態。

痛み止めや不屈の精神力で激痛を耐え忍んでいるうちに、痛みが全く無くなった。

それは、決してムシ歯が治ったわけでも、強靭な免疫力でムシ歯菌を抑え込むことに成功しているわけでもありません。

その時に歯の中で起こっているのは、

失活

つまり、歯の神経(歯髄)が死んでしまう状態にまでムシ歯が進行してしまったという事。

ムシ歯が到達して間もない神経(歯髄)は一部が感染している状態で、そのほとんどはまだ生きています。この時点での神経(歯髄)はまだ弾力性があり形もとどめており、痛みを脳に伝える働きも残っています。

徐々に細菌に蝕まれていくに従い、神経(歯髄)はドロドロに溶けてしまい、歯根の先端まで細菌の感染が進むと、痛みを脳に伝える働きも失い、痛みを感じなくなっていきます。

刺激に対して痛みを感じるというのは、神経の働きがまだ残っている状態。

痛みがなくなるのは、その働きがなくなる状態にまで感染が進んでしまったという証拠なのです。

しかし、ムシ歯の進行(細菌の侵入)は、歯の神経を全て侵して終了というわけではないということをお伝えしておきたいと思います。

痛みが無くなった先にある未来。

歯根の先端まで侵入した細菌は、止まることなく歯根の外にまで感染を広げます。

歯根の周囲には、約0.2㎜の厚みを持つ歯根膜が存在し、この歯根膜に細菌の感染が進むと、

根の先で増殖し、根尖性歯周炎を引き起こし、細菌を排除しようと白血球が頑張った結果、膿が作られます。

皮膚や歯肉の表面に出る膿は、押せば出て来るので出し切ってしまえば、腫れも引きますが、

歯根の周りは固い骨で覆われており、膿が溜まれば溜まるほど圧力が高まり、それによって以前乗り越えた痛みを上回るほどの激痛が生じる事になります。

 

痛みを耐えて乗り越えた先には、より強い痛みと、顔の形が外から見てもわかるくらいの大きな腫れが待っている可能性がとても高いという事です。

ここまで進行すると治療にかかる回数も時間も難易度も費用も増えていきます。

痛みに強い方ほど、歯を残すことができないくらいにまでムシ歯が進行してしまってから来院されるかも知れません。

 

歯に限らず、身体の痛みは何か問題が生じているサインであり、ムシ歯の場合、時間が過ぎれば治るということはあり得ず、時間が過ぎるほどに確実に進行しているのだということを知っておいて頂けたら幸いです。

 

激痛を我慢してでも歯医者に行きたくない。という方も、少しだけ勇気を出して、まずはお話や状態の確認だけでもいいので、歯科医院に相談してみてくださいね。

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