皆さんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院、歯科助手の横山です☀️
遅ればせながら本年もよろしくお願い申し上げます🙇
ところで皆さん年末年始はいかが過ごされましたか?
ご家族やご友人、普段中々会えない方と過ごされた方もいらっしゃるかと存じます😊
私は何処かへ出かけるということは特別ございませんでしたが、普段離れて暮らしている兄弟達を含め家族そろって年末年始を過ごせました🎍✨
家族とゆっくり話して過ごせる時間はとても楽しく、今になってとても大事に感じる当たり前だったことを大切にしたいと改めて感じた、穏やかな年末年始でした🧡
大事なことを大切にするためにも今年も精進して参ります❗️
さて、今年初めての歯科知識のご説明は、歯の神経を取る治療である「抜髄(ばつずい)」についてです🦷💉
昨年のブログ内では、歯の根っこの神経部分の治療である、根管治療(こんかんちりょう)についてご説明させていただきました。
今回ご説明する抜髄とは、歯髄(しずい)と呼ばれる歯の神経を根部で切断し、歯髄全体を除去する根管治療のひとつになります。
この抜髄は、細菌に感染した歯髄を除去するための治療です。
歯の神経を抜くと言われると痛みのイメージから身構えてしまう方も多いかと存じます。当院でも歯の神経は抜かないことが理想であり、最後の手段とは考えております😔
しかし、感染部分を取り除かなければ更に感染が拡大し、神経が壊死するだけでなく、歯の根の先端から周りの骨に炎症が広がり、やがて歯を支えている顎の骨までも溶かしてしまいます。最悪抜歯の必要性も出てきてしまうため、抜髄が必要とされた場合は、感染を拡げないために早期治療が何より重要となることをご理解いただきたく存じます…❗️
次に抜髄後の注意事頂についてご説明させていただきます⚠️
抜髄後はお水やお湯、あるいは空気がしみるといったような症状はございません。
お食事はすぐにされても構いませんが、麻酔が2、3時間ほど効いておりますので(この時間は患者さんによって異なります)、舌や頬粘膜(ほっぺた)などを噛まないようにご注意ください。
神経をとっても、歯の周りの骨や歯肉は死んでいません。そのため、以下のような症状が起こることがございますが、次第におさまってまいりますので心配はございません🦷✨(患者さんによって症状は異なります)
◆麻酔がさめた後、ズキズキした痛みがある
→ 鎮痛剤を使用していただきます。通常は翌日、5日間後にはおさまっています。
◆噛み合わせると響く
→ 固いものを噛んだり、歯をくいしばったりするのを控え、できるだけそっとしておいて下さい。
◆歯ぐきが痛む
→麻酔注射のあとが傷になっているためです。歯磨きは患部を外して行って下さい。
◆違和感がある
→重い感じ・ういた感じがしばらく続く可能性がございます。
抜髄は神経に加えて血管も抜かれる治療であり、抜髄した歯は栄養などを供給出来ず、生きている歯に比べてもろくなる傾向がございます。そのため、根の治療が終了した後に引き続いて被せ物をする等の処置が必要不可欠となります❗️
抜髄後は、根管内の消毒、貼薬を一週間に1~2回ずつ行うことが理想です。痛みが無くなったからといって、そのままにしておいたり、消毒の間隔が長くなりすぎると根管内および根尖部に感染し抜歯の原因となってしまいます⚠️⚡️
根管治療に至った場合、口腔内の状況を悪化させてしまわないように必ず消毒のためご来院ください🙇