8020運動について

こんにちは、おろしまち歯科応援! 事務局の阿部です。
夜にしっかりフロスもかけて、歯も磨いて寝ているのですが、朝起きると何故かお口のニオイが気になる、、、酸っぱい感じがする、、、という日があったのですが、舌を軽く磨いてマウスウォッシュをしてみたら改善しました! 舌にも細菌がたくさんいるんですね、、、。
今回は80歳まで20本の自分の歯を残そうという取り組み、8020運動について書いてみたいと思います。

1.8020運動とは

80歳まで自分の歯を20本以上残そうという取り組みで、約30年前の1989年、平成元年に厚生省と日本歯科医師会が推進し始まった運動です。20本あれば、食生活が満足できると言われているためだそうです。「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」という歯科医師会の願いのもと開始されました。

2.意外と多い! 8020の達成率

令和4年の歯科疾患実態調査によると、8020の達成率は51.6%だそうです。2人に1人は自分の歯が20本残っているんですね。8020運動が始まった当初は10%にも満たない達成率だったそうです。

3.8020運動が始まって

始まった当初の30年前から現在までに、お口の健康に気を使う人が圧倒的に増えました。
具体的には以下のような例があります。

  • ・歯みがきの回数が1日3回以上の人が増えた
  • ・歯間ブラシやフロスなどを使う人が増えた
  • ・歯科医院にケアのために通う人が増えた

確かに昔と今ではケア用品の種類も増え、歯磨き粉には高フッ素濃度などの表記もある商品も目につくようになりました。

4.歯の健康寿命が健康寿命にも影響している

口内細菌が唾液や血液から全身へ回ることで、様々な体の病に影響を及ぼしているというのは知られていることです。お口の健康に気を使うことで、健康寿命も30年前より延伸しているのは、少なからず8020運動も貢献しているところかと思います。

5.8020達成のために

個々人がお口の健康に気を使うようになった背景に、政府や歯科医師会などの取り組みもあります。保健や法律の制定や、歯科検診を実施する市町村が増えるなど、8020達成率増加のために様々な取り組みがあります。

6. まとめ

昔に比べると歯磨き粉やケア用品の種類が増えているのは、8020運動のおかげなんですね。歯があるとないとでは、噛む力も違ったり体にも様々な影響があると思います。
当院では予防のための受診をおすすめしています。ご自身の8020達成のためにぜひ、歯の健診におこしください。いつまでも自分の歯で美味しい食事をしたいですね。