定期検診とは

みなさんこんにちは♪

仙台市若林区卸町のおろしまち歯科医院、歯科衛生士の松倉です!

最近は、雪が降って寒い日が続いたり春のように暖かい日がコロコロ変わって、少しずつ春に近付いているのを感じています。

寒暖差が激しいだけでなく、最近はインフルエンザも流行っているので体調には気をつけてくださいね♪

今回はお口の中の治療が終わった後の定期検診についてです。

みなさんの中には歯の治療が終わったら定期検診には行っていないという方もいらっしゃるかと思います。

これから定期検診の目的などをお話しします。

 定期検診では『PMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)』という歯周病予防治療を行います。PMTCとは、専門家が行う機械的な歯の清掃のことです。

専門家によりさまざまな器具などを用いて、全ての歯面と周辺のプラークを除去する方法になります。

 PMTC の目的は、歯周病などの原因になっている細菌やバイオフィルムの除去です。長い間歯の表面に付着しているバイオフィルムは歯ブラシでは落とすことが出来ず、専門家が用いる器具での除去が必要となります。

専用の器具で歯の表面を磨くことによって、歯の表面をツルツルにしてプラーク(歯垢)がつきにくくなるというメリットがあります。

ツルツルにすることによって歯周病や虫歯の予防につながります。

 バイオフィルムとは、細菌の塊であるプラークの強固な集合体になります。これは、歯の表面にくっつく性質が強く、剥がれにくいものになります。また、抗菌性の薬も跳ね返してしまうので自宅での歯磨きやフロスなどでは、完全に取り除けません。そしてこのバイオフィルムが歯周病の原因になります。

バイオフィルムを身近なものに例えると、キッチンの流しやお風呂の浴槽などに付いているヌルヌルです。

 では、バイオフィルムの付着しやすい場所は、歯と歯茎の境目・歯と歯の間・詰め物や被せ物の周りなど歯ブラシの届きにくい場所に付着します。

 バイオフィルムは、一回専門家に除去したからといって、完全になくなるものではありません。除去した後、しばらくするとまた細菌が強固に集合しバイオフィルムが作り出されます。なので、定期検診での除去が歯周病予防に必要になります。

 歯周病の予防には、PMTCだけでなくみなさん自身での歯磨きが重要になります。歯の健康を維持するためにはPMTC とホームケアと呼ばれる皆さん自身での歯の清掃のバランスが取れていることが大切です。

 これからも歯周病の予防を行なっていきましょう!