みなさんこんにちは♪
12月26日から仙台市若林区のおろしまち歯科医院にきました歯科衛生士の松倉です!
約1年ぶりに戻ってきたので慣れないこともありますが精一杯頑張っていきます。これからよろしくお願いします。
では今回は、「根面う蝕」に着いてお伝えしていきます。
まず「根面う蝕」とは、歯の根っこの面にできる虫歯のことです。
主な原因は、歯周病や加齢、不適切なブラッシングによって歯の根が露出してくることです。
歯の根っこの部分は歯の上の部分を覆っているエナメル質がないため、虫歯になりやすく、また進行も早いものになります。
次に根面う蝕にならないための予防はどうすれば良いのか、2つのポイントについてお伝えします。
①歯茎を下げない!
根面う蝕では歯肉が下がって露出した根面がむし歯になります。
ということは「歯肉を下げないこと」が一番の予防となります。
特に歯肉が下がる原因となるのが「歯周病」です。
むし歯と同じように根面う蝕の予防も歯磨きが基本です。
とはいえ、日常的に力を入れすぎて磨いていると、かえって歯肉を痛め歯肉が下がる原因となります。
歯肉を傷つけない、優しくて丁寧な歯磨きをしていきましょう。
またフロスや歯間ブラシを日常のケアに取り入れることも効果があります。
②フッ素をなるべく長く口腔内に留めること!
高濃度(1450ppm)のフッ素配合歯磨き剤やフッ素洗口液を利用して、フッ素が歯を補修する力をさらに強化しましょう。
根面が露出した口腔内にはこちらのう蝕予防歯磨剤がオススメです。
フッ素がエナメル質と象牙質のう蝕を予防し、新配合のコーティング剤PCAが露出した象牙質表面のコラーゲンをコーティングし、さらにフッ素を長く留めます。
研磨剤無配合のためエナメル質より軟らかい象牙質を傷つけることなく優しく磨くことができます。
また低発砲なので磨いたときの泡立ちが少なく、時間をかけてじっくり磨くことができます。
そして、磨いた後の洗口は1回だけにしましょう。
露出した根面がう蝕になりやすいのは象牙質とエナメル質の違いにあります。
根面は柔らかい象牙質のため、水晶と同じ位硬いエナメル質部分に比べ、う蝕になりやすくリスクも高くなります。
根面う蝕の有病率は全体の49.3%で30歳代から年齢が高くなるにつれ増加し、70歳代は65%、80歳代では70%にもなっています。
根面う蝕は気がつかないうちに歯周病などにより根が露出して、リスクが上がっていることが多いので、定期的な検診でお口の中の状態を確認して予防していきましょう!