歯と偉人

皆さんこんにちは🍂

おろしまち歯科医院 歯科衛生士の松山です。

同法人かさはら歯科医院に勤務していた時期に、「歯と偉人」というテーマのブログを書かせてもらいました。3人の例を挙げたのですが、調べるとまだまだ面白いエピソードがありました!かなりの時間差ではありますが続編として別の偉人の歯にまつわる話を紹介させてください!

①小林一茶

江戸時代後期に活躍した有名な俳人です。

やさしさとユーモアのある句がたくさんありますが、50歳を前にすべての歯を失ってしまったそうです。そのためか、歯に纏わる句もかなり残されているようでした。

 

「歯ぎしみの 拍子ともなり きりぎりす」

これは、まだ歯があったころの句と思われます。歯ぎしりの音ときりぎりすの音色の組み合わせにユーモアが感じられます。

 

「花げしの ふはつくような 前歯哉」

前歯が抜けそうになった状態を、芥子の花が揺れる姿にたとえた句だと思われます。

 

「歯が抜けて あなたも頼むも あもあみだ」

最後の歯が抜けて、さすがに心細く、阿弥陀仏の慈悲にすがるしかないと思ったのでしょう。神頼みしてもなくなった歯は元に戻りません。すべての歯を失って初めて噛むことの大切さを悟ったのかもしれません。

 

「かくれ家や 歯のない口で 福は内」

節分の豆まきで、歯が一本もない口で、食べられない豆をまきながら福は内と叫ぶ自身の姿を滑稽にうたっています。

 

「すりこ木の ような歯茎も 花の春」

江戸時代後期の庶民には、入れ歯なんてものはありません。歯ぐきでものを食べるので歯ぐきが固くなり、すりこ木のようになっていたようです。こんな自分にも春がやってきたと茶化しているようですね。

 

ちなみに、松尾芭蕉の晩年の句にも歯を題材にしたものがあります。

「結び上がり はや歯にひびく 泉かな」

「哀いや 歯に食いあてし 海苔の砂」

日本を代表とする歌人にも歯の悩みがあったことがうかがわれます。

幸せなことに、これらの悩みに今の時代歯科医院で適切な処置が可能です。

神頼みの前に、歯科医院への受診がおすすめです!😂

 

②ウィリアムシェークスピア

ハムレットやロミオとジュリエットなどで有名な劇作家ですね。

様々な名言も残されていますが、歯に関する言葉も残されていたのです。

 

「歯の痛い時、黙って我慢できた哲学者など、かつていた ためしはない」

 

というものだそうです。あのシェークスピア でもむし歯の痛みは我慢できなかったようですね。歯の痛みはいつの時代も同じくらい耐えられないものです。🥲

今この言葉を読むと、

痛くなる前に歯医者に行きなさい、と

シェークスピアから忠告されてるようにも聞こえますね。定期検診、本当に大切です!

 

今回はこの2人で以上になります!

また面白い「歯と偉人」のエピソードがありましたら紹介したいと思います🦷