皆さんこんにちは🎃
おろしまち歯科医院 歯科衛生士の松山です。
今月は「歯磨剤(歯磨き粉)」について書かせて頂きます🪥
(ここからは 分かりやすくするために“歯磨き粉“で統一します。)
皆さんは歯磨きをするとき、歯磨き粉を使用していますか?
歯ブラシだけでも歯垢は落とせますが、歯磨き粉には歯やお口の中にとって良い効果のある成分が含まれているものが多いので、使用して歯磨きをすることをオススメします🙂
そもそも歯磨き粉とは、歯ブラシと一緒に用いてお口の中の清掃効果を高めるためのものです。基本成分として、
清掃剤(歯の表面を傷つけずに汚れを落とす)
発泡剤(歯磨き粉の成分を拡散させて汚れの除去を助ける)
保湿剤(適度な湿り気を与える)
結合剤(成分の分離を防ぐ)
香味剤(爽快な使用感を与える)
他にも着色剤や保存料が含まれます。これらで構成されている歯磨き粉は〈化粧品〉に分類されます。しかし清掃効果だけでなく、むし歯や歯周病の予防や抑制、口臭除去などの効果がある薬用成分を配合している歯磨き粉〈医薬部外品〉は多く、現在日本で市販されている90%以上を占めています!
それではここで、主な薬用成分とその効果をいくつか挙げていきます☝️
①モノフルオロリン酸ナトリウム/フッ化ナトリウム
→歯質の強化、再石灰化の促進、酸産生の抑制
②デキストラナーゼ(酵素)
→歯垢(プラーク)の分解
③トラネキサム酸
→出血を防止する
④IPMP(イソプロピルメチルフェノール)/
CPC(塩化セチルピリジニウム)
→殺菌作用
⑤塩化ナトリウム
→歯ぐきを引きしめる(収れん作用)
⑥乳酸アルミニウム/硝酸カリウム
→知覚過敏の抑制
歯磨き粉は
「むし歯予防」
「歯周病予防」
「着色汚れ」
「知覚過敏用」
などなど、様々な効果のアピールをして販売されています。それにはこれらの薬用成分が大きく関わっているのです。
歯磨き粉を選ぶのに迷う方やお悩みの方は、
ぜひスタッフにお気軽にご相談ください🙂
また、購入する際にパッケージの裏側を覗いてみるのも面白いですよ♩
さて、最近日中はまだまだ暑いですが朝晩は涼しくなってきましたね♩そろそろ衣替えの時期ですが皆さんはもう終わりましたでしょか?気温が高い日もあるから…という理由で私は全然できていません😅いつ本格的な秋が来ても良いように、準備をしっかりしておきたいですね!1年の中でも秋のお洋服が1番好きなので、いろんなコーディネートを楽しみたいと思います☺︎