歯の生え変わり方〜ケースSカ〜⑩ 4本目 フロスをくるり

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

臼井家の末っ子で、小学生初めての夏休みを宿題と格闘しながら満喫中の<Sカ>(6歳)

歯の生え変わりも順調に進んでおります。

生え変わりの経過は、これまでのブログ「歯の変え代わりかた〜ケースSカ〜①〜⑨」をご参照ください。

前回のブログはこちら→「歯の変え代わりかた〜ケースSカ〜⑨ 思わぬアシスト❓」

前回6月初めに抜けた右上乳前歯(A」)。

その後、永久歯(1」)がニョキニョキと生えてきています。

6月初旬 右上の乳前歯(A」)が抜けた翌日。

永久歯(1」)の先端がちょっとだけ見えていました。

抜けてから25日後。永久歯(1」)の頭の1/3程度が見えるくらいに生えてきています。

左隣(向かって右)の乳歯もだいぶ傾いてきている様子です。

さらに1か月が経った先日。

左上の乳前歯がほぼ抜けかけていてプラプラといった具合。

いよいよ食べづらくなってきたようで、<Sカ>が「自分から歯を取って欲しい」と言ってきました。

見てみると、乳歯はほぼ抜けており一部が歯肉にくっついて残っている状態でした。

そこで今回は、デンタルフロス(糸ようじ)を使って乳歯を抜いてみました。

今回はほぼ抜けかかっている状態で、あとはほんの少し歯肉と乳歯のくっつきを外してあげれば取れる状態だったので、フロスを使った乳歯の抜歯を行いましたが、乳歯を取る方法としていつでもこの方法がオススメできるわけではありませんのでご注意ください⚠️

乳歯が抜けそうで抜けない状態で様子を見ていてもなかなか抜けない。そのような時は、何かしらの原因がある可能性も考えられますので、無理に抜かずに歯科医院を受診しましょう☝️

今回の<Sカ>の場合には、

デンタルフロスを

適度な長さに切って、

中指に巻いて人差し指と親指でつまんで、

グラグラな乳歯にくるりと巻いて、キュッと糸を結ぶように左右に引っ張ります。

ちょっとチクっとしたけれど、無事に抜けました🦷

お兄ちゃんが書いてくれた ぬけた! 記念😁

↓3日後には

後に続く左上の中切歯が見え始めてきました👍

この頃には、下の左右の2本目の前歯(側切歯)が乳歯の内側に生え始めてきており、しっかりと並ぶためにも、歯応えのあるものをよく噛んで食べる事で、顎の成長を促していくことが大切です。

これから次の乳歯が抜けるまでは少しの時間がかかりそうですが、どのように生え変わりが進んでいくのか。

また。歯が動き始めたらお伝えします。