皆さんこんにちは🦉
おろしまち歯科医院 歯科衛生士の松山です。
今月は「シーラント」についてお話します☝️
シーラントとは、乳歯の奥歯や生えたばかりの永久歯(6歳臼歯が多い) の噛む面の溝を歯科用樹脂(プラスチック)を使って埋めるむし歯の予防処置です!
奥歯は歯ブラシが届きにくく、むし歯になりやすい場所です。
埋めてしまうことでそもそも汚れが溜まりにくくなり、虫歯になってしまうのを防ぎます。
また、シーラントにはフッ素が含まれており、副次的な効果で歯質の表面を強化する効果も見込めます。
◯シーラント処置の内容◯
①歯を清掃する
溝を埋める面はもちろんのこと、歯の表面や歯と歯の間の汚れを歯科医院専用のブラシを使って除去します。樹脂の材料を流し込んだ際に汚れが残っていると返ってむし歯の原因になることもあります。
②薬品を塗布する
樹脂の材料がしっかり接着するように薬品を塗って歯面処理を行います。糊 のような役割をしています。
③材料を流し込む
樹脂の材料を溝に埋め込み、光を当てて固めます。固めた後は噛み合わせに問題がないかどうかもチェックをします。
◯メリット◯
①むし歯になるリスクを減らせる
奥歯の凸凹した溝を材料で埋めるので、食べカスなどが溜まりにくく、磨き残しも減らせるため、むし歯になるリスクが減らすことができます!
②歯を削らない
溝に材料を埋める処置なので、歯を削らずに済みます。
◯注意点◯
①シーラントが欠ける、取れてしまう場合がある
シーラントは溝を埋めているだけなので取れやすい、欠けやすいことがあります。
取れた場合は、期間を空けて再度埋めることが可能です。
②むし歯に絶対ならないわけではない
シーラントをしたから全くむし歯ができない!というわけではありません。
シーラントが欠けたところからむし歯菌が侵入して、シーラントの下でむし歯が広がっているケースもあります。処置を行ったからといって安心せずに、きちんと歯磨きすることが大切です!
③定期検診、予防ケアは必要
シーラントはあくまでも予防的処置であり、むし歯にならないわけでも予防ケアをしなくてもよいわけでもありません。
毎日の歯磨きを丁寧に行い、定期検診でむし歯がないかどうか、シーラントが取れていないかをチェックすることは必要です。
ここまでシーラントの概要をざっくりとではありますが説明させて頂きました!
定期検診の際に、シーラント処置ができるかどうかも確認しています。まだ行ったことがないお子さんや、興味がある!という方は衛生士にお気軽にお声掛けください😊