皆さんこんにちは🚨
おろしまち歯科医院 歯科衛生士の松山です。
今月は口腔内に溜まる汚れの種類について紹介していきます。
口腔内の付着物・沈着物には色々な種類や特徴がありますので、簡単に説明していきたいと思います!
①ペリクル(獲得皮膜)
歯の表面につくられる透明な薄い膜で、細菌は含まず、歯を溶かす“酸“から歯面を保護する働きがある。
しかし歯垢が形成される足がかりとなり、歯ブラシでは除去はできない。
②マテリアアルバ(白質)
歯垢が大量に付着している場合にその表面を覆うやわらかい堆積物。
強いうがいやスプレー洗浄で除去ができる。
③食物残渣
食後に歯と歯の間などに一時的に留まる食物由来の物質。歯垢中の細菌の栄養素となる。いわゆる「食べカス」。
④プラーク(歯垢)
口腔内の細菌とその細菌の産生物が付着・増殖したもので、歯の面に強く付着する。歯ブラシでは除去できるが、強いうがいではできない。
⑤歯石
歯垢に唾液やカルシウムが沈澱してできる石灰化物。表面はザラついて凸凹しており、その上に歯垢が着きやすい。歯ブラシでは除去ができないため、歯科医院にある“スケーラー“という専用の器具で取り除く必要がある。
⑥色素沈着(ステイン)
歯の表面の着色のこと。原因としては紅茶や緑茶、コーヒーなどの飲食物やたばこのタール、洗口剤に含まれる薬品、金属の粉塵が主にある。
また、歯の神経の病気やテトラサイクリン系の抗菌薬などによる歯そのものの変色もある。
いかがでしょうか?プラークや歯石、色素沈着はご存じの方も多いのではないかと思うのですが、それ以外にもたくさんあるのです😱
「バイオフィルム」というものもあるのですが、これはいわゆる”ぬめり”です。キッチンの流しやお風呂の四隅にできるぬめりと同じものがお口の中にもあるのです。これを放っておくとその上に新しい汚れがどんどん積もっていき、細菌の温床になってしまいます。歯ブラシでは取りきれないので、歯医者でのケアが必要になります。
ただ単に歯の汚れといっても、様々な種類があるんです。更に 歯ブラシで除去できる・できない、
細菌が含まれるもの・そうでないもの など特徴もたくさんあります。
ご自身の毎日の歯磨きで除去できるものはできる限り除去して頂き、(セルフケア) 無理なものは歯医者さんで取り除く(プロフェッショナルケア)。
この2つのことのバランスを保つことが、口腔内を健康的にするために大切なことです✨
当院の定期検診では皆様の口腔内の汚れの状況に応じた歯磨きの方法や歯ブラシの選択などをお手伝いさせて頂いております!
もしも 「定期的に歯医者さんへ行ってない…😨」という方がおりましたら、ぜひ1度当院へお越しください!