全身疾患と歯科②糖尿病

みなさんこんにちは!

仙台市若林区おろしまち歯科医院の

衛生士の平野です!☀️

全身疾患と歯科の関係について

今回は糖尿病と歯周病についてのお話しを

したいと思います^ ^

糖尿病と歯周病は相互に密接に

関係していることがわかっています。

なぜ、歯肉の炎症である歯周病が

糖尿病に関わってくるのでしょうか?

まず歯周病の歯茎に炎症があると

出血や膿を出しているような

歯周ポケットがみられることがあります。

そのとき炎症に関連した化学物質が

血管を経由して体中に放出されています。

中等度以上の歯周ポケットが

口の中全体にある場合、

そのポケット表面積の合計は掌と同じ程度と

考えられています!思ったよりも広い面積で

炎症が起きていると思いませんか?

歯周ポケットの中は外からはなかなか

見えませんが、その広い面積の炎症、

出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、

からだ全体からも無視できない問題で

あることが理解できると思います。

また慢性的なもので長期間なら尚更です。

ポケットから出て血流にのった炎症関連の

化学物質は、体のなかで血糖値を

下げるインスリンを効きにくくして

しまうのです。そのため、

糖尿病が発症・進行しやすくなります。

なので歯周病の炎症が改善されて

血糖値のコントロールが改善したという

症例が数多く報告されています!

患者さん自身のブラッシングによる

プラークコントロールが改善されて

歯科医院で炎症の原因となっている歯石を

確実に取り除く(スケーリング)ことです。

口の中のトラブルがあれば、

すぐに歯科医院を受診しましょう。

治療が必要な病変は早めに発見して早めに

治療すること大切です。

重症化させないために早期発見が

重要なポイントです。

受診した結果、治療が

必要になることもありますが

その際にもし血糖コントロールが悪いと

治療効果が出にくい場合があります。

治療を進めてよいか、

歯科医だけでは判断できない場合には

糖尿病の主治医に確認をする場合もあります。

まずは、ご自身が糖尿病をお持ちであること、

薬の治療を行なっていることなど詳しく

伝えて頂きたいと思います。

また、歯科治療を予定しているときには

糖尿病の主治医に伝えるようにしましょう。