歯の生え変わり方〜ケースSカ〜⑦1本目 ついに❓やっと❓

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

前回は、臼井家の末っ子<Sカ>の生え変わりについて、

下の前歯の永久歯が生え始めてから半年が経過してようやくぐらつき始めたことをお伝えしました。

それから半月ほど経過した今月の中旬。

2月で6歳にもなったし、来週には幼稚園の卒園式もあるし、グラつきもだいぶ大きくなってきたし、

、<Sカ>がグラついている乳歯を邪魔に感じ始めている様なら、そろそろ抜いてあげた方がいいかな?と考えながら、

いつもの様に、出勤前にまだベッドの中にいる<Sカ>を起こしに行ったところ、比較的すんなり目覚めてくれた<Sカ>は、寝ぼけた目をこすりながら、おもむろに口に手を入れたかと思うと、

なんの前触れもなく自分でグラついていた右下前歯の乳歯を自分で抜いちゃいました😁

↓ ⚠️この後、歯が抜けた直後の写真では若干の出血があるので、苦手な方は飛ばしてください。⚠️

 乳歯が抜ける前日。

 自分で乳歯を抜いた直後。

 2日後の状態、先に生えていた永久歯が前方に動き始めている様に見えます。

 

記念すべき1本目の乳歯の脱落(歯が抜けること)は、<Sカ>6歳0ヶ月とちょうど2週間目となりました。

偶然にもその日は、おろしまち歯科医院の所属する医療法人社団青葉会の笠原理事長の誕生日でもあり、それを知ってテンションの上がった<Sカ>の希望で「初めて歯が抜けました!」の報告メールを笠原理事長に送らせて頂いたこともいい思い出になりそうです。

さて、ここから永久歯がどの様に動いてくれるのか、残っている左下の乳前歯は、右下の乳前歯に続いて無事に抜けてくれるのか。

それとも、いよいよ初めての抜歯を経験することになるのか。今後も経過をお伝えしていきます。

生えてきた永久歯がどう並ぶのかは、舌の力、口唇の力、頬の力などによって決まります。

様々に歯に加わる力のバランスが取れたところに歯が並ぶということです。

さらに、並ぶ場所だけでなく、歯の角度や向きまでもこの時期に歯に加わる力によって左右されます。

例1)お口をポカーンと開ける癖があると、口唇が外側から内側に歯を抑える力>舌が内側から外側に歯を押す力となり、前歯が前方に移動したり、倒れてしまったりします。

例2)下の前歯が生えてくる時期になっても、指しゃぶりが治らないままになっていると、親指に押される力で下の前歯が内側(舌側)に倒れてしまったり、上下の前歯の間が空いてしまう開咬になってしまうことがあります。

これから下の前歯にもっと前に出てきてほしい<Sカ>には、舌で前歯を意識して押す様に声をかけながら、今後の動き方の様子を見ていこうと思います。