歯ブラシでは落ちない汚れ🪥

皆さんこんにちは♪

おろしまち歯科医院の横澤です。

ここ数日、また冬に逆戻りですね⛄️

雪が積もって、凍る路面を歩いていると実家である、岩手の冬を思い出します…

子供の頃、夕食後に父と散歩をしたので、冬の夜道の氷の上をスキーウェアでわざと滑りながら歩いておりました🧊

雪だるまを作ったり、かまくらを1日かけて作ったり、雪合戦して、雪を背中に入れあったり…💦

寒さも関係の無い、子供のあの漲るパワーって凄いですね。今になってしみじみと感じます笑

みなさんも、雪道はお気をつけて、防寒対策をしてまだまだ続く冬を乗り越えましょう♪

 

前置きが長くなってしまいました。

本日は『歯ブラシでは落ちない汚れ』についてお話させてください!

 

お口の中の汚れで、歯ブラシでは落ちない汚れがあることをご存知でしたか??

お口の中の汚れは大きく7つに分類されます。

①ペリクル(獲得皮膜)

・歯の表面に、唾液によってできる膜

・厚さは0.05μm0.8μm

・うがい、歯ブラシでは取れず、歯科医院での器具が必要

②色素沈着(ステイン)

・ペリクル(①)に付いた食べ物や嗜好品の色素

・例として、タバコ、お茶、ワイン、カレーなどによって色がつく

・うがい、歯ブラシでは取れず、歯科医院での器具が必要

③食物残渣(食べカス)

・食後の口の中に一時的に残った食べ物

・うがい、歯ブラシで取ることができる

④マテリアアルバ

・剥離した上皮、白血球、細菌、唾液などの塊

・うがい、歯ブラシで取ることができる

⑤プラーク(歯の垢)

・ペリクル(①)に付いて、凝集、増殖した細菌と、その産物

・うがいでは取れないが、歯ブラシで取ることが可能

⑥歯石

・プラーク(⑤)が長時間放置され、石灰化した(硬くなった)もの

・うがい、歯ブラシでは取れず、歯科医院での器具が必要

⑦バイオフィルム(細菌の塊)

・プラーク(⑤)の中の細菌や、その代謝物によってできる台所の滑りのようなフィルム

・歯ブラシでも取れる部分はあるが、完全に除去するには歯科医院の器具が必要。

 

いかがでしょうか?

意外にも歯ブラシで落ちないお口の汚れは多いものです。長時間放置された汚れから、菌が増殖したり、活発化してしまうと歯肉炎や歯周病の原因になり、歯を失うリスクは高くなります🦷

逆に、②のステインは歯周病にはほとんど影響されないと言われております。

着色ばかり気にして、ステインオフやホワイトニングは行う。しかし、定期検診をおろそかにする。このようなサイクルは、歯周病の原因であるバイオフィルムや歯石が蓄積されてしまいます。

見た目も、もちろん大事ですが、歯の長持ちを考えると、定期検診も欠かせないものです。

みなさんも定期検診お忘れでは無いでしょうか?

医院でおまちしております♪