みなさんこんにちは!仙台市若林区おろしまち歯科医院歯科衛生士の茂木です!
風が冷たくなってきましたね〜🤧気温差が激しいですが、体調管理に気をつけていきたいですね
今回は痛みについてです
歯科医院を受診するきっかけはそれぞれかと思いますが、最も多いのが、痛みを伴った症状がある場合です。しかし、直接的な歯の痛みが原因ではない痛みもあります。
痛みの種類
そもそも痛みとは??一般的には「痛み」は体に起きた不調を示す警告と受け取られています。「痛み」のある場所に異常が起きており、それを示す不快な感覚が痛みだというものです。実はこのような痛みは「侵害受容性疼痛」と呼ばれる痛みなのですが、別の種類の痛みもあります。一つは「神経そのものが傷ついて起こる痛み」、もう一つは「脳の中で起こる痛み」です。
①体の一部が傷ついて生じる痛み(侵害受容性疼痛)
痛みを感じている場所に、傷をつけるような刺激が加わっている、またはその場所の体の組織が傷ついており(組織損傷)、末梢神経の刺激を感じるところ(受容体)が刺激を受けて、「痛み」の信号を脳に送ることで感じる痛みです。
②神経が傷ついて生じる痛み(神経障害性疼痛)
いわゆる「神経痛」と呼ばれる痛みで、神経そのものが傷ついて、「痛み」の信号を脳へ送り続ける状態です。
③脳の中で起こる痛み(心因性疼痛)
脳の中にある、痛みをコントロールする働きに異常が起きて生まれる痛みです。この痛みはストレスと関連して発症することが多いと言われています。
〜歯源性歯痛と非歯原性歯痛〜
歯や歯の周囲で生じた、体の一部が傷ついて生じる痛み(侵害受容性疼痛)を、「歯原性歯痛(しげんせいしつう)」とも言います。歯の神経(歯髄)の炎症や、歯を支える組織(歯周組織)の炎症などで起きる痛みです。歯科医院で最も治療の対象となる疾患で起きる痛みと言ってもいいでしょう。また、それ以外の原因で起こる痛みを「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」といいます。
①筋・筋膜性歯痛
②神経障害性歯痛
③神経血管性歯痛
④上顎どう性歯痛
⑤心臓性歯痛
⑥精神疾患または心理社会的要因による歯痛
⑦特発性歯痛(非定型歯痛を含む)
⑧その他さまざまな疾患により生じる歯痛
など、歯以外の原因で起こる痛みもあります。むし歯が原因の痛みは治療が必要になってくるので、歯科医院で治療を受けましょう!歯由来の痛みではない場合はそれぞれの診療科での検査治療をおすすめします!