女性ならではの口内環境トラブル

みなさんこんにちは😃仙台市若林区おろしまち歯科医院、歯科衛生士の庄子です🌼

 

少し肌寒くなってきましたね〜🍂

秋は一番大好きな季節なので楽しみにしていました!

体調も季節の変わり目で崩しやすいですよね💦

気をつけて過ごしていきたいです!

 

 

みなさんの口の中は細菌であふれていることを知っていますか?

口内は、500700種類の口腔細菌が生息していると言われており、歯をよく磨く人には10002000億個、あまり磨かない人には40006000億個、ほとんど磨かない人では1兆個もの細菌が住み着いています。

ちなみに、菌と言っても、腸内のようにからだに害のない善玉菌と悪玉菌がおり、すべてが悪さをするわけではありません。そのバランスをコントロールすることが大切です。

しかし、口の中にいる悪い細菌はむし歯や歯周病を引き起こすだけではなく、現在ではさまざまな病気を引き起こすことがわかっています。

誤嚥性肺炎やインフルエンザ、感染症、敗血症、心筋症、動脈硬化や糖尿病、骨粗しょう症や早産などがあります。

口の中の細菌を良いバランスで保つには、丁寧な歯磨き、歯周ポケットの掃除、舌磨き、デンタルフロスや歯間ブラシの使用などのセルフケアに加え、歯科医院でのケアが大切です。

唾液の分泌も口腔内の健康を保つのに欠かせません。

ドライマウスという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?

 

ドライマウスは、男性に比べて女性の方が圧倒的に多く、唾液の分泌機能の低下はむし歯や歯周病のリスクを高めます。特に女性はホルモンバランスによって、唾液の分泌が減る時期があり注意が必要です。

唾液には歯を修復する作用があり、この働きを再石灰化と言います。

他にも唾液には食べかすを洗い流す洗浄作用や味覚を感じる手助けをしたり、食べ物を飲み込みやすくし胃の中で消化の手助けをしたり、口の中の細菌の繁殖を防いだり、ガン予防などたくさんの作用があります。

健康な成人で1日あたり11.5リットル分泌されますが、個人差もあり年齢や性別、服用薬剤や健康状態によって変動します。

私たちのからだはストレスを感じると唾液の分泌が止まります。

また、アルコールや喫煙も脱水症状を引き起こします。唾液が少ないと細菌が増え、口内環境が悪くなるだけではなく口臭のもとにもなります。起床時や食前も同様に唾液の分泌が少なないので菌の量も多い状態です。口の渇きを感じたら、こまめに水分補給をしましょう。

特に女性は、高齢になるとともに唾液の分泌量も減少傾向になるので、唾液の分泌を高めることで誤嚥性肺炎の予防も期待できます。