子供の歯と大人の歯

みなさんこんにちは♪

仙台市若林区卸町のおろしまち歯科医院の歯科衛生士の松倉です!

最近朝方や夜の気温が低くなり、だんだんと秋が近づいてきているのを感じています。

気温の差が激しいので、みなさんも風邪には気をつけてくださいね。

秋は美味しいものや綺麗なものがたくさんあるので、お口の中を健康に保って、秋を楽しみましょう!

今回は、大人の歯と子供の歯はどのように違うのか紹介していきたいと思います♪

 

○まずは子供の歯『乳歯』からご紹介します。

乳歯は、全部で20本あり、乳歯が生えてくることで物を噛むことができます。

生えてくる順番や位置が変わることもありますが、生後8ヶ月ごろから下の前歯が生え始めます。この後、上の前歯も生えてきます。

そのあと、前から奥に順に生えていき3歳頃に、20本全てが生え揃います。

歯の色は、白に近い色をしています。大きさは、乳歯の方が全般的に大人の歯よりも小さくなっています。

歯質は、1番外側のエナメル質とその内側にある神経に近い部分にある象牙質共に、乳歯の方が薄いため、虫歯になりやすくまた、進行が早いのが特徴です。

乳歯の歯並びや虫歯などは、その後生えてくる大人の歯に影響しやすいので、注意が必要です。

 

○次に大人の歯『永久歯』についてご紹介します。

永久歯は、親知らずを含めて32本あります。

親知らずは、歯が作られる段階で斜めになったり横向きになっていることもあるので、生えてこないこともあります。

歯の色は、乳歯よりも黄色みを帯びています。

そのため、生え変わりの時期に乳歯と並ぶととても黄色く見える場合があります。

歯は、歯の形によって役割があります。

①お顔の真ん中から左右4本は、食べ物を噛み切る役割があります。この歯は『切歯』と言います。

②左右の前から3番目の歯は、食べ物を引き裂く役割りがあります。この歯を『犬歯』と言います。

③それより奥の歯は、食べ物をすり潰す役割があります。この歯を『臼歯』と言います。

第一大臼歯(6歳臼歯)と呼ばれる前から6番目の歯は、永久歯の中で1番大きい歯になります。そのため、噛む力が強く噛み合わせの基本の歯になります。

しかし、この歯は生え切るまで時間がかかる歯なので他の歯と高さが違う時期が長いので、歯ブラシが届きにくく、虫歯になる危険性が高いです。

なので、虫歯になる前に、歯の噛み合わせている面の細かい溝を埋める『シーラント』と言う予防処置を行うことで、虫歯を予防することができます。

このシーラントは、摩耗や噛み合わせなどにより外れてしまうことがあるので、定期検診でチェックしていきましょう♪

シーラントは必ず虫歯を防ぐと言う物ではないので、定期検診やご自宅での歯磨きが重要になります。

虫歯の予防をして、健康な歯で過ごしましょう♪