噛むことの大切さ

みなさん、こんにちは!

宮城県仙台市若林区にある

おろしまち歯科医院の平野です🍎

今月頭まで実習生さんが居て、

おろしまち歯科医院はとても賑やかでした☺︎!

今月歯科衛生士国家試験もありますが、

暗記もののテストにつきものなのが

語呂合わせで覚える方法ですが、

私も試験勉強で使った

面白い語呂合わせ・・・

その中に「卑弥呼の歯がいーぜ」という

標語があります💡

卑弥呼さま・・・??

これは学校給食研究会が

「噛むこと」の効用について

作ったものです!

よく噛むことは、単に食べものを

体に取り入れるためだけではなく、

全身を活性化させるのにたいへん

重要な働きをしているのです。

弥生時代の人は現代人に比べて、

噛む回数が何倍も多かったと

考えられています。

今とは食べ物も異なりますが、

当時の食事から鑑みて現代の6倍もの

咀嚼回数だったと推定されています。

多すぎて想像できませんね・・😐!

最近は軟らかい食べ物ばかりが

喜ばれますが、噛むことが

身体だけではなく脳のためにも良いのです。

邪馬台国の女王、卑弥呼も

きっとしっかりよく噛んで

食べていたのではないでしょうか。

標語の内容は・・

<標語「卑弥呼の歯がいーぜ」>

○ひ…肥満防止

よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、

私たちは満腹を感じます。

よく噛まずに早く食べると、

満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまいます。

○み…味覚の発達

よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。

人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。

できるだけ薄味にし、よく噛んで食材本来の

持ち味を味わうよう、心がけましょう。

○こ…言葉の発音

(言葉がハッキリと言える)

歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、

きれいな発音ができます。

よく噛むことは、口のまわりの

筋肉を使いますから、表情がとても豊かになり

発音がしやすくなります。

 

○の…脳の発達 (噛むことによって

脳に刺激が伝わる)

よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。

あごを開けたり閉じたりすることで、

脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。

子どもの知育を助け、 認知症の予防に大いに

役立ちます。

○は…歯の病気予防

よく噛むと唾液がたくさん出て、

口の中をきれいにします。

この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の

表面をもとに戻したり、

虫歯や歯周病を防ぐのです。

○が…ガンの予防 (唾液に殺菌機能がある)

唾液に含まれる酵素には、

発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、

それには食物を30秒以上唾液に

浸すのが効果的なのだとか。

「ひと口で30回以上噛みましょう」 と

よく言いますが、よく噛むことで、

がんの予防に繋がります。

○い…胃腸の働きを促進 (唾液が多く出る)

よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、

食べものがきちんと咀嚼されないと

胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。

偏食なく、 なんでも食べることが

生活習慣病予防にはいちばんです。

○ぜ…全身の体力向上と全力投球

「ここ一番」力が必要なとき、

ぐっと力を入れて噛みしめたいときに

丈夫な歯がなければ力が出ません。

よく噛んで歯を食いしばることで力がでます。

 

一口30回以上噛むように心がけたいですね!