タバコと口の関係について

みなさんこんにちは♪仙台市若林区卸町のおろしまち歯科医院の松倉です。

最近、だんだん暖かい日が増えてきました♪

暖かい日に家の周りなどを散歩していると新しい発見もありとても楽しく過ごしています。みなさんまだ寒い日があるので油断せずにもうすぐ訪れる春を待ちましょう♪

 今回は、喫煙とお口の中の関係についてお話ししたいと思います。

 みなさんの中には喫煙している人やしていない人もいると思います。喫煙が健康に悪影響を及ぼすことを知っている人も多いかと思いますが、改めて喫煙についての影響をお話しします。

 まず、タバコはなぜ悪いのかについてです。悪影響の中には、

①ニコチンによる血管の収縮作用

②歯肉(歯茎)の繊維化

③白血球の機能の抑制

④歯肉(歯茎)の修復機能に対する悪影響

というものがあります。

タバコを吸わない人の歯肉(歯茎)は、ピンク色で引き締まっており柔らかいが、タバコを吸う人の歯肉(歯茎)は、少し黒みがかり、ニコチンにより血管が収縮され、血がかよわなくなり、歯肉(歯茎)が固くなっています。

 次にタバコによる危険性についてです。

①口腔がん

 胃や肺などと同じように、口の中(舌や頬)にもがんは発生します。原因として、喫煙・強いアルコール性飲料の飲用・不潔な口腔環境・合っていない入れ歯などがあります。毎日タバコを吸っている人は吸わない人に比べて2.57倍も口腔がんになりやすくなります。

 その他にも喫煙していると、肝臓がん・食道がん・胃がん・胃潰瘍・気管支喘息・気管支炎などの危険性などの危険性も高くなります。

②タバコの本数

 19本まで(平均5本)しか吸わなくても、死亡率は2.2倍になります。

③若年者とタバコ

 若年者の身体には、成長途中(未分化)の細胞が多いため、タバコを吸い始める年齢が若いほどがんになりやすく、死亡率が高くなります。

 また、未成年でタバコを吸い始めると、ヘビースモーカーにも、なりやすくなります。

 禁煙をすることの効果は、死亡率・がん・高血圧・虚血性・心臓病などの危険性が低くなります。禁煙をして5年以上経つと、ほぼ吸わない人の場合に近くなります。それだけでなく咳やたんが止まったり、食べ物が美味しく感じたりなどいい影響がたくさんあります。

 受動喫煙について

『受動喫煙』とは、タバコを吸わない人が、タバコの煙を吸うことを言います。

1,配偶者のタバコでがん

  配偶者がタバコを吸うと、自分が吸っていないにも関わらず、肺がんになりやすいことが分かっています。

2,妊娠とタバコ

 喫煙していた母親の子供は、喫煙していない母親からの子供より、身長などのの発達が7〜9ヶ月遅れると報告されています。

 タバコの影響について知り、健康へ一歩ずつ近づいていきましょう!