虫歯があると〇〇できない!?

みなさんこんにちは!仙台市若林区おろしまち歯科医院歯科衛生士の茂木です〜!

1月があっという間に終わりそうですね!お正月がだいぶ前に感じます。年末年始はいかがお過ごしでしたか?今年こそコロナが収束するといいなって思ってます。感染対策をしっかり行いましょう!

今回は虫歯があるとできないことについてです。

みなさんは虫歯があるとできないことがあることを知っていますか?

A.外科手術です!

たかが、虫歯くらいで、手術断られるわけないって思っている方もいるかと思います。しかし、口の中にはたくさんの細菌が住み着いており、虫歯、歯周病を引き起こす菌もいます。口腔ケアを怠ると、細菌の数が増加し、このような菌達が外科手術の際に血管通じ、手術部位に流れ込み感染をおこしてしまうことがあります。敗血症といい、術後は免疫が低下していて、万が一感染を引き起こすと治癒が遅れてしまう可能性があるのです!!全身麻酔手術の場合、気管にチューブを入れようとすると、口腔内細菌も気管に押し込むことになってしまうため、肺炎を起こしてしまう危険性もあります。

敗血症について

敗血症とは生命を脅かす感染に対する生命反応です。組織障害や臓器障害をきたすため、集中治療室(ICU)での全身管理が必要になります。ショックや著しい臓器障害をきたす場合最悪死に至る場合もあります。

歯科ではどのような治療を行うの?

まずは診察です。虫歯や歯周病のチェックを行います。グラグラしている歯があれば固定するか、抜歯します。気管内挿管の際に歯を保護するマウスピース(口腔内装置)を作る場合もあります。また、歯石とり、プロフェッショナルクリーニングを行います。口腔内の歯垢(プラーク)を専門的に除去し、口腔内の細菌を減らすことで、手術時の感染や誤嚥性肺炎を防ぐことができます。どこをどのように磨くかなど、歯磨き指導も行います。手術前の口腔ケアを行うことで、入院日数が短くなったり、口の中が綺麗になったことで、手術部位の感染や肺炎などが減ります。また、手術後も、口腔内の清掃が保てるように専門的ケアを行います。

手術日程の関係でできる治療が限られてしまったりすることがあるので、日頃からかかりつけの歯科医院で定期検診やクリーニングを受けておくと安心です!また、手術の有無に限らず虫歯、歯周病のリスクは誰にでもあるので定期検診を受診し、健康なお口を維持するよう心がけるようにしましょう!!