食べると口の中では何が起きている?

 

こんにちは、おろしまち歯科医院、

歯科衛生士の本田です(^^)

すっかり冬らしくなってきました!

私は自転車で通勤しているのですが、

朝、夜の自転車が少し辛い時期になって

きました(~_~;)ですが、まだまだ

年明けのほうが冷えるので、今から

寒がってては年を越せないので、気を引き締めて

安全に通勤したいと思います!笑

 

さて、今回は、食べるとお口の中でなにが

起きているか、についてお話し

していきます。当院では、唾液検査を行なって

おります。唾液を調べることにより、今の

お口の中のリスクを知る検査です。

その検査の中の項目に、”酸性度”というものが

あります。

みなさん、酸性、中性、アルカリ性は

なんとなくでもいいのでご存じですか?

phという数字もセットです。

 

お口の中にも実は、この性質があり、

中性であることが正常です。

アルカリ性にはなりませんが、

酸性になってしまうことがあります。

それが、食べたときです。厳密に言うと

お口の中に糖質が入ってきたときです。

糖質が入ってくると、むし歯菌が糖質を

分解し、お口の中が酸性に傾きます。

そして、酸性になると、歯が溶けるということが

起こります。これがむし歯の始まりです。

しかし、食べたとき=糖質がお口の中に入った

ときに酸性になり歯が溶けているなら、もっと

むし歯はできてしまうのではないか?

と思いませんか?そうなんです、ずっと

酸性であれば歯が溶け続けるので、むし歯が

できますが、また中性に戻ります。これが

緩衝能といい、唾液がはたらくことにより

食べたあと、お口の中が30分〜1時間くらいで

また中性に戻してくれて、私たちは1日の中で

これを何度も繰り返して生活しています。

 

そして、これを含めて考えるとむし歯に

なりやすいのは歯が溶け続けている人です。

つまり、糖質を含む飲み物、食べ物を

ダラダラ食べたり、食べる回数が多いと

むし歯になりやすいのです。

 

もちろん、それ以外にも、遺伝的に歯の質が

弱かったり、そもそも歯磨きが十分ではなく

清掃不良もむし歯になる原因ですが、

糖質のコントロールも大事です。

 

特に、お子さんの乳歯の場合、永久歯よりも

質が弱く、お口が小さいため、歯磨きも

難しいこともあり、すぐむし歯になってしまい

ます。そして、歯の神経までの距離が短いため、

むし歯が見つかったときには、

神経を取る治療になってしまうことも

あります。

 

定期検診により早期発見が大事ですし、

なりよりむし歯にしないことも大事です(^^)

 

これから、お子さんも冬休みに入りますので

食べる時間、食べるタイミングを考えて

過ごしてみてはいかがでしょうか?(^^)