オーラルフレイルって?

みなさんこんにちは😊おろしまち歯科医院歯科衛生士のもてぎです!

今回はオーラルフレイルについてです!

オーラルフレイルとは何ぞや?聞き馴染みはないと思いますが、オーラル(口)、フレイル(虚弱)を表し、歯や口の働きの衰えで、老化の始まりを示すサインともいわれています。もともと日本老年学会が加齢による心身の虚弱をフレイルという言葉で表現したことに始まります。現在は日本歯科医師会が中心となり、特にお口の健康を保つ概念として、オーラルフレイルを提唱し、その予防と対策を推進しています。

〜口の働き〜

口の働きのことを「口腔機能」といいます。口の働きは、

1.食べる(噛む、すり潰す、飲み込む、味わう)

2.話す(発音する、会話する、歌う)

3.感情表現(笑う、怒る)

4.呼吸する

などがあります。

加齢とともにこれらの口腔機能が衰えると、食べこぼし、軽いむせ、硬いものが噛みにくい、滑舌の悪化、口の中が乾くなどが挙げられます。栄養状態も低下するため、筋力の低下を招くこともあり、外出が減るなどの結果、介護が必要になる場合もあります。

※画像はサンスターのHPより

 

オーラルフレイルの対策

健康的な毎日を過ごすためにも予防が大切になってきます。オーラルフレイルが進むとフレイルにつながりやすくなり、要介護リスクが高まってしまいます。飲み込む機能が衰えてしまうと、食道から胃へ向かうはずの食べ物や唾液が気道に入ってしまい、誤嚥を起こしやすくなり、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。

1.口の中を清潔に保つ

口腔内の清掃がうまくいっていないと、虫歯や歯周病のリスクが発生し、進行すると、大切な歯を失うことになり、「食べる」、「話す」ていったことが難しくなります。虫歯や歯周病を予防するためには、正しい歯磨き、糸ようじ、歯間ブラシを使用し、歯科医院で歯石除去と定期検診を受けましょう!また、口腔内の細菌を少なくすることで、万が一誤嚥してしまっても誤嚥性肺炎のリスクが減らせます。

2.口腔機能の維持・改善

口腔機能とは「噛む」、「飲み込む」などの生命機能と「発声」、「笑う」といった日常生活に欠かせない機能です。唇や舌、喉や筋肉の働きを衰えさせないように維持していきましょう

パタカラ体操

舌や口を上手に操らないと綺麗に発音できない音です。

パ→唇を弾くように

タ→舌先を上の前歯の裏につけるように

カ→舌の奥を上顎の奥につけるように

ラ→舌を丸めるように

是非挑戦してみてください!

画像https://hitomidaideraimkb.blogspot.com/?m=1より

口腔機能の低下は予防ができます!歯科医院での定期検診も受診し、お口の健康を維持していきましょう!