知覚過敏とは

みなさんこんにちは😃おろしまち歯科医院の松倉です。

秋も深まりスーパーにさつまいもやキノコなど旬のものを見かけるようになりました。今が旬のものを美味しく食べていきたいです!

最近、気温が下がり寒くなってきました。暖かい服装や暖かい食べ物を食べて風邪を予防をしていきましょう!

今回は『知覚過敏』についてお話ししたいと思います。

まず、知覚過敏とは特に虫歯になっているわけでもないのに、冷たい水を飲んだり、うがいをしたりした時にしみたり、「ピリッ」とするような状態を言います。他にも歯磨き・甘いもの・果物などでしみて痛む時があります。

ではなぜ歯が染みるのでしょうか?

それは、歯茎が少し下がる(縮む)と歯の根の象牙質という部分が露出し、象牙質にある無数のにある細い管(象牙細管)を通して刺激が歯の中にある神経に伝わり、不快感や痛みを生じるからです。

次に治療法についてです。

まず第一に、しみている部分を清潔に保つことです。細菌の塊が象牙質の細い管(象牙細管)の周囲にできていると、症状が改善されにくくなり、一度改善した部分も再発してきてしまいます。しかも徐々に虫歯へと進行していきますのでさらに治りにくくなってしまいます。

清潔にされた象牙質の細い管(象牙細管)は、唾液の中のカルシウムなどによって自然に閉じていき、痛みを感じなくなっていきます。

染みる・触ると痛いと言った症状を軽くするには、お薬をぬります。これには、医院でお薬を塗る方法と、自宅で歯磨き剤を利用する方法で行います。

歯磨き剤としては、「シュミテクトF」をおすすめします。理由は、

①お近くにあるスーパーやドラッグストアで買うことができる。

②フッ素も入っているので、歯の根の虫歯の予防にも効果的であること。

です。ご使用する場合は、歯ブラシの力を抜いて、軽くお薬をすり込むようにしてお使いください♪

噛み合わせの関係で歯に過剰な力がかかっているような場合は、症状が治り難いことがあります。そのような場合には、噛み合わせの力を弱める処置をして、歯を安静に保つ必要があります。

どうしても歯のしみが強く痛い場合は、神経を抜いてしまえば痛みはなくなります。しかし、神経を抜いてしまった歯は変色したり、歯が弱く脆くなってしまうと言った代償があります。

歯の神経を抜いてしまうと、歯の寿命が半分程度まで短くなってしまうと言われています。

なので、できれば神経を抜いてしまうのは避けたいものですが、最後の手段として用いる場合もあります。