歯が多い?

 

こんにちは!おろしまち歯科医院、

歯科衛生士の本田です( ・∇・)

 

日中は暖かい日もありますが、朝晩は

冷える季節になってきましたね〜

風邪をひかないように気をつけて

過ごしましょう!

 

さて今回は、歯の本数についてお話しします。

歯の本数は乳歯が20本、永久歯が28本(親知らずは含まない)です。

ですが、元々歯の本数が多い場合、少ない場合があるのです( ̄O ̄;)

歯が一般的な本数より、多いものを過剰歯と言います。過剰歯は、生えてくることもあれば、生えずにずっと歯ぐきの中に埋まったままになる方もいらっしゃいます。

過剰歯が多くみられるのは、上の前歯の真ん中です。次に、前から4〜5番目付近、あとは、親知らずの近くにできる場合もあります。

さらに、過剰歯のできる方向によって、順生と逆生に分かれます。歯がでてくる方向に向かっているほうを順生、口から遠ざかる方向に向かっているほうを逆生と言います。逆生の場合、生えてくることは期待できません。

過剰歯の位置によっては、適応年齢で除去手術が必要になることもあります。たとえば、お子さんが上の前歯が生えてきてから、前歯のすきまが大きいので、レントゲン写真で確認すると過剰歯があった…などということもあります。(前歯のすきまが大きいからといって、全て過剰歯が原因ではありません。すきまがあるのは正常な状態です)

前歯のすきまがあっても一般的には、前から3番目の糸切り歯が内側に向かって押しながら生えてくることが多く、自然にすきまが閉じてくることもあります。また、それでもすきまがあれば矯正治療を検討してもいいですね。

しかし、過剰歯があると、閉じてこないことが多く、除去が必要になるケースがあります。

歯科医院での専門的な判断は難しく、大学病院などより専門性が高く、精密な機械で調べることにより、適正な診断ができますので、ご紹介になることもあります。

当院では、お子さんの定期検診を行っております。下の前歯が生え変わったり、一番奥に6歳臼歯が生えてくる5〜7歳の間に、お口の中全体が写るレントゲン写真を撮影しています。(任意です)

その年齢の時点で、5番目の永久歯と12歳臼歯はこれから作られる時期であったり、まだ歯の赤ちゃんができ始めたくらいの年齢ではありますが、おおよその歯の本数が確認できます。

この年齢で撮影するのにもう一つ理由があります。5歳以下のお子さんでは、残念ながらレントゲン写真をうまく撮影することが難しいです( ̄▽ ̄;)

1人でレントゲン室へ入ったり、装置をつけて、撮影中30秒ほどじっとしていることが難しく、撮影中に動いてしまうと、レントゲン写真は白く写り、歯の状態を確認することができません。

焦る必要はありませんので、撮影が上手にできる年齢までむし歯にしないことを目標に歯磨きをがんばりましょう!