歯周病の危険因子

みなさんこんにちは😃

仙台市若林区おろしまち歯科医院歯科衛生士の茂木です!東京オリンピックも終わり、日本選手の活躍が目立ちましたね〜📣

前回の続きの歯周病についてです!

リスクファクター(危険因子)

歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢)です。口腔内の環境や生活環境習慣の中には間接的に歯周病を悪化させるリスクファクター(危険因子)が潜んでいます。歯周病が生活習慣病といわれる要因です。歯周病予防には、まずは歯磨きで歯垢を取り除くことが基本ですが、歯周病のリスクファクターを少なくすることが大切です!

局所的なリスクファクター(口腔内の環境など)

プラークを増殖させたり、歯肉の炎症を悪化させたりする要因がリスクファクターとして考えられます。

歯石→プラークを放置すると、唾液中のカルシウムなどが沈着して歯石になります。歯石表面にはら細菌が住み、プラークが増殖しやすいため、歯周病をさらに悪化させる要因になります。

歯並び→歯並びが悪いところは、歯磨きが不十分になりがちでプラークが増殖して炎症が起こりやすくなります。

不適合な修復物など→歯に合ってない修復物(クラウン)などのプラークがたまりやすくなります。

口腔習癖→口呼吸、歯ぎしりなど、日常的なくせになっている悪い習慣のことで、歯周病をあっかさせたりします。

口呼吸→口で呼吸する癖がある場合、口の中が乾燥し、プラークがつきやすくなります。歯肉の抵抗力が弱まり炎症を起こしやすくなります。

歯ぎしり→歯周組織は歯ぎしりのような横から加わる力には弱いため歯周病が悪化します。

全身的なリスクファクター(生活習慣など)

生活習慣も歯周病の発症に大きな関わりがあることもわかってきました。歯周病を予防、改善していくためにも口腔内環境はもちろん、生活習慣を見直していくことも大切です!!

喫煙→喫煙は歯周病を悪化させる大きなリスクファクターです。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させて歯肉の血行不良を引き起こします。さらにタバコは一酸化炭素も含まれていて、歯周組織の酸素欠乏を引き起こします。そのため、歯周組織は栄養不足になり、歯周病菌に対する抵抗力が低下し歯周病を悪化させます。

ストレス→精神的ストレスによって体の抵抗力が弱くなったり、生活習慣が変化することで、歯周病が悪化しやすい状況になります。

食習慣→甘いもの、柔らかいものを多く食べる習慣は歯周病の原因であるプラークを増殖させやすくします。また不規則な食事、栄養の偏りは歯周組織の抵抗力を弱め、全身の健康に悪影響をあたえます。

歯周病の原因はプラークですが、生活習慣も関係してきます。規則正しい生活習慣も身につけるのも大切ですね!!