みなさんこんにちは!
おろしまち歯科医院・歯科衛生士の松倉です。
梅雨が明けて蒸し暑くなりましたね!水分補給などに気をつけて熱中症を予防していきましょう♪
今回は6歳臼歯と呼ばれる歯についてお話しします。
6歳臼歯とは、6歳ごろに子供の歯の奥に生えてくる大人の大きい歯のことです。第一大臼歯とも言います。噛み砕く力が最も強く、大人の歯の歯並びや噛み合わせの『基本の歯』となるとても重要な歯になります。
この歯は大人の歯の中で1番虫歯が多いです。生え始めて2〜3年が最も虫歯になりやすいです。
虫歯になるには細菌や砂糖・歯の強さなどいくつかの原因がありますが、この6歳臼歯に虫歯が多い原因は主に4つあります。
1つ目は、生え始めの歯はまだ弱いこと
2つ目は、歯ブラシが届きにくいこと
3つ目は、本人ではうまく磨けないこと
4つ目は、歯の溝が複雑で深いこと
の4つです。
一つ目は生えたばかりの6歳臼歯歯硬さが不十分で、唾液の働きやフッ素などによって2〜3年かけて硬くなります。よく噛んで食事をして唾液の分泌を促進しましょう。
二つ目は上下の歯が生え揃いかみ合うまで1年〜1年半ほどかかります。なので他の歯と生えそろうまで他の歯と段差ができ歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まります。
三つ目は二つ目で話した通り、歯ブラシが届きにくいため本人では磨きにくいです。なので仕上げ磨きの時に頬の方から歯ブラシを斜めに入れて噛み合わせの面も磨きましょう♪
四つめは、人それぞれ差はありますが基本的に歯の溝が複雑で深くなっています。溝が深いため歯ブラシの毛が届かないところが多く汚れが溜まります。予防には、溝をフッ素入りの材料でふさぐ『シーラント』という処置やフッ素を使ったケアなどがあります。
歯科医院で行える予防は、
1 フッ素を使ったケア
2 シーラント
3 定期検診(1〜3ヶ月)で虫歯のチェックを行うこと
があります。
家庭で行えるケアは、
1 歯磨き
→歯ブラシを頬から斜めに入れて噛み合わせる面を磨きます。毛先を歯の面に当てて細かく磨きましょう♪
2 よく噛んで食事をすること
→よく噛むと唾液の分泌が促進されます。唾液には口の中を洗浄する働きや、歯を硬くする働きがあります。バランスの良い食事をよく噛んで食べましょう。
これらのケアも大切ですが、間食の選び方や回数を工夫することも大切になります。
みなさんもシーラントやケアを行なって6歳臼歯を虫歯から守りましょう!