こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。
お子さんをむし歯や歯磨きチェックのために、歯科医院に連れて行ったら、これまでよりもたくさんの口腔機能検査をした上で、口腔機能発達不全症の可能性があります。
と言われたことがある方が増えて来ているかもしれません。
口腔機能発達不全症については、以前から保険適用で治療や経過観察を行うことができていましたが、最近の保険改訂によって、これまでよりもより積極的にサポートをしていくことが推奨されるようになりました。
口腔機能って口の機能のことだろうけど、一体どんな機能のことを言ってるの❓
歯医者に子どもを連れて行ったら口腔機能発達不全症って言われたけど、結局何が悪いの❓どうしたらいいの❓
口腔機能とは、お口が持っている「食べる」「飲み込む」「話す」「呼吸をする」などの様々な働きのこと。
具体的には、
・前歯で食べ物をかじる。
・奥歯で噛み砕く。
・舌を使って食べ物を一つにまとめる。
・ゴクリと飲み込む。
・唇を閉じる。
・正しく発音をする。
・鼻で呼吸をする。
これらは、すべて「口腔機能」に関係しています。
子どもの口腔機能は、身体の成長と同じように、毎日の食事や会話、遊びなどを通して少しずつ発達していきます。
口腔機能発達不全症とは、食べる・話す・呼吸するなどのお口の機能が、年齢に応じた十分に発達していない、あるいは発達が遅れている状態のこと。
例えば、
・食べるのが極端に遅い。もしくは逆に早すぎる。
・うまく噛むことができずに丸飲みしていることが多い。
・食べこぼしが多い。
・いつもお口がポカンと開いている。
・舌を前に突き出す癖がある。
・発音がはっきりしない。
・口呼吸をしている。
・指しゃぶりをなかなかやめられない。
といった様子がみられる時に可能性が考えられます。
ただし、こういった症状が何か一つ見られるからといって、必ず口腔機能発達不全症というわけではありません。
年齢や歯の生え方、噛み合わせ、食べ方、舌や唇の動きなどを総合的に確認して判断します。
「不全症」と言われると、大きな病気であるかのように感じるかもしれません。
しかし多くの場合、「病気になってしまった」というより、成長している今のうちに、お口の使い方や発達を一緒に確認して、改善できる部分を正しい方向に導いていきましょうという意味合いで捉えていただくのがいいと思います。
必要に応じて定期的に検査を行い、成長とともに口腔機能がどのように変化しているかを確認していきます。
口腔機能は、成長や毎日の生活の中で育っていくもので、大切なの「しっかり噛む」「唇をちゃんと閉じる」「舌を上手に使う」「鼻で呼吸する」など、お口を正しく使う習慣を身につける事です。
「口腔機能発達不全症」と診断された場合には、一人一人の症状に合わせて、お口のトレーニングを指導したり、お家での食事習慣を保護者の方に確認し、必要な声がけをして頂いたり、その後の経過をフォローしていきます。
ほとんどの場合、定期的な歯磨きチェックやフッ素塗布で歯科医院に行った際に、一緒にチェックしていくことになります。
「食べ方が少し気になる:「いつも口が開いている」「舌ったらずかも」などちょっとしたことでも構いません。
お子さんのお口のことで気になることがあれば、定期検診の時にでも一緒にご相談くださいね☝️
