母子分離①

 

 

みなさん、こんにちは!

おろしまち歯科医院、歯科衛生士の

本田です(^O^)

 

急に寒くなってきましたね!ついこの間まで

秋のお話を患者さんとしていたのに

あっという間に冬になってしまいそうですね。

 

さて今回は、母子分離についてお話します。

みなさん、「母子分離」という言葉をご存知でしょうか?

漢字の通りだと、お母さんと子供を引き離す…

ひどい言い方になってしまいそうですね_:(´ཀ`」 ∠):実はそうではなく、お子さんの成長にとても大事なことなんです!

 

歯科治療では、できるだけお子さん1人での治療が望ましいとされていますが、一般的には

2歳まで→一緒がいい

3〜4歳→必要があれば母同席

5〜6歳→同席は不要

とされています。

 

みなさんはどうでしょうか?

当院では、小学生になっても、保護者の方の

同席が多いです。

お子さん1人で、治療を受けることが良いとされている理由はたくさんあります。

一番重要なことは、本人のやる気です。

歯科治療(むし歯の治療)では、タービン(歯を削る機械)や、薬液など、一般の方が触れてはいけない危険なものがたくさんあります。

それなのに、むし歯の治療は、はやく進めた方がいい場合もあります。

そのためには、お子さんが「できるだけ動かずに治療を受ける」ことが大切です。むし歯の治療で一番危険なのは、身体やお顔が動いてしまうことです。

お子さん自身が、「この先生となら(このお姉さんとなら)、がんばってみよう!」と思うことがとても大切です。そのためには、お子さんと先生(スタッフ)との信頼関係がなければ成立しません。

患者さんとの信頼関係は、治療や定期検診での会話などで少しずつ、つくっていくものです。

歯科医院に連れてくる保護者の方々は、「むし歯の治療をはやく進めてほしい!」と治療をすることばかりに目を向けがちです。しかし、ご自身が歯科医院だけでなく、他の病院に行くときにはどうでしょう。初めて行った病院でまず、ここは良い先生かな?希望の治療をしてくれるかな?…なんてことを考えませんか?

お子さんも同じです。お子さんの場合、ここはどこだろう?何をするところなんだろう?から始まります。そこから信頼関係をつくっていくには、大人の方より時間がかかります。

定期検診などで、保護者の方が同席されている場合、スタッフがお子さんに「今、何歳なの〜?」と聞くと、同席されている保護者の方が「○歳だよね〜!」、「ほら、お姉さんが聞いてるよ、○歳でしょ!」など、お答えいただくことが本当に多いです。スタッフとお子さんの会話に、保護者の方であろうと、他の方が入ってしまうのは、お子さんが自発的にお話するタイミングを奪っていることになります。私たちは、お子さんがリラックスできるよう何気ない会話からして、お子さんに答えていただきたいのです。

こうしたことの積み重ねで、お子さんは、自分→保護者→スタッフという形でなければいけない、そうでないとスタッフに気持ちが伝わらないと自然に思ってしまい、保護者の方が一緒じゃないと歯医者は嫌だ、こわいと思い込んでしまうことにもつながってしまうのではないかと考えております。

 

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