治療中断のリスク

こんにちは!

仙台市若林区おろしまち歯科医院、星です!

 

最近は肌寒くなってきましたね。

冬を迎える前に少しずつ紅葉もみられてきました🍁

秋の自然を楽しみたいと思います。

 

 

さて、今回のブログのテーマは『治療の中断について』です。

みなさんは今まで何回か歯科医院に通院した中で、治療途中にも関わらず、仕事やプライベートの都合で歯科医院に行かなくなってしまったり、応急的な処置をして痛みが取れて、そのまま歯科医院に通わなくなってしまった・・・なんて経験はありませんか?

つい痛みがなくなったりすると「痛くないからいいや」「都合も合わないしいいや」と思いがちですが、治療の中断は非常に危険なことです。

今回は治療の中断の中でも非常に危険な【歯の神経を取ったままでの放置】について詳しくお話したいと思います!

 

まず歯には全て神経がありますが、虫歯が進行し神経まで達してしまうと神経をお取りする処置が必要になります。

神経をお取りする治療の流れは、局部麻酔をして虫歯の部分を取り除いていきます。

そして痛みの原因である歯髄を針のようなもので取っていきます

歯の神経は場所によって数が変わっているので丁寧に取っていきます。そして神経を取った後は根の中にお薬を入れて蓋をします。この流れを何回か行なっていきます。

そして根の中が十分キレイになったのを確認できたら神経の代わりとなる最終的なお薬を入れて、しっかりお薬が入っているかどうか確認のレントゲンのお写真を撮ります。

その後はだいたいは土台の型採り・土台をつけて被せ物の型採りをして被せ物をお着けして治療は終了です。

・・・「長くない?!」そう思われる方も多いかと思います。

お薬を入れて蓋をする回数は患者さんによって異なり後何回で終わるかは治療を行なって行かないとわかりません。また、神経の治療は時間がかかり、神経を取ってしまえば痛みが出ないこともあるので中断してしまう方が非常に多いです。

しかし、神経の治療を中断してしまうと歯が残せなくなる可能性があるのです。

実は蓋をするとはいってもしっかりした蓋ではないため長期間もつものではありません。

そして歯の内部は虫歯になりやすくあっという間に虫歯が進行してしまうのです。

中断せずに通えば治療回数はかかってしまいますが、治療している歯単独で治す事ができます。

しかし、中断してしまうと他の歯の治療も必要になってしまったり回数・費用ともにもっとかかってしまう場合があります。

治療を中断するということは大きなリスクがありますので継続的に通いましょう。

 

今回は治療の中断についてお話させていただきました。

もし気になることがあればいつでもご連絡ください^_^