歯にヒビが入る、割れる

みなさんこんにちは!

おろしまち歯科医院、歯科衛生士の

本田です!(^∇^)

 

今回は、歯にヒビが入る、割れることについて

お話ししていきます。

 

歯にヒビが入る、割れる…というと

みなさん、外から衝撃が加わって起こり

そうな感じがしませんか?たとえば、

転んで歯をぶつけたら、折れた!ヒビが入った!

欠けた!など

なんてことはよくあるお話ですね_:(´ཀ`」 ∠):

聞いただけで痛そうな感じ。。。

 

今回は、外傷でヒビが入る、割れるではなく、

通常に生活していて起こることについて

お話ししていきます。

 

実は、成人されたほとんどの方の歯には、もうすでにヒビが入っていることが多いです。年齢は上がれば上がるほど、ヒビの深さ、数、歯の本数は多くなっていくようです。

どうしてヒビが入ったり、割れたりすんでしょうか?

それは、日常で歯ぎしりやくいしばりをしているからです。

歯ぎしりやくいしばりは歯がすり減るだけでなく、歯にヒビが入ったり、歯が割れてしまうこともあるのです。

みなさんは定期検診は通っていますか?実は定期検診に通っている方でも、歯を失うことはあります。その理由第一位は歯ぎしりやくいしばりなのです。

定期検診に通っていると、むし歯や歯周病は、比較的早期の段階で発見できることが多いです。

むし歯であれば小さい詰め物で治療が終わったり、歯周病であれば、歯磨きのときの出血や、歯周ポケットが4〜5mmほどであれば歯周基本治療で済む場合もあります。

ですので、定期検診に通っている方の歯を失う理由第二位が歯周病、第三位がむし歯だそうです。

第一位の歯ぎしりやくいしばりは、日常過ごしている中で、人によって、頻度や程度が大きく違います。歯ぎしりやくいしばりによって起こる症状として、歯がすり減る・欠ける・割れる、歯がしみる(知覚過敏)、歯が痛いが一番多いです。

その他には、歯周病が悪化しやすくなる、顎が痛い、顎関節症、骨隆起(骨の増殖)、詰め物がよく外れる、頭痛、肩凝り首凝りなどがあります。

歯に浅いヒビが入るほどでは、症状が出ませんが、深いヒビ、割れる、折れるなどでは、歯周病と同じような症状が起こります。例えば、歯周ポケットが深くなる、噛むと痛い・違和感があるなどです。

そして、歯が割れたり、折れたりすると、もう抜くしか方法はない…なんてこともあり得るのです!!_:(´ཀ`」 ∠):

これらを防ぐには、ストレスを溜めないことも大事ですが、歯ぎしりやくいしばりは無意識に起こることが大半をしめています。マウスピース(ナイトガード)で物理的に予防することが大切です!

マウスピースは、大人の歯並びになったら作ることができます。3〜15歳のお子さんで、歯ぎしりがあるからマウスピースを使わせたいという保護者の方も多いのですが、その年齢ではまだ顎の成長をしており、マウスピースは歯にかぶせて使うもので、歯を固定してしまうので、顎の成長を抑え込んでしまうことになり、今後の歯並びや噛み合わせ、咀嚼(食べ物を噛んで飲み込むこと)に関して悪い影響を与えてしまうので、大人の歯並び約16歳以降であれば当院ではお作りしています。16歳以上でも、最後の7番目(親知らずではありません)の永久歯が生えきっていない方は作ることができない場合もあります。

歯ぎしりやくいしばり、その他の症状に心当たりがある方はぜひ相談ください(^^)