お子さんのおやつとは


みなさん、こんにちは( ^ω^ )

おろしまち歯科医院、歯科衛生士の本田です。

新型コロナウイルスの流行に伴い、外出が少なくなっていると思います。宮城県は緊急事態宣言が解除され、少し外に出たい気持ちもありますが、まだ少しの気の緩みも許せない状況です。当院でも今後もできる限りの感染予防対策をしながら診療してまいります。

さて今回は、お子さんのおやつについてお話ししていきます。

今、幼稚園や学校などもお休みでご自宅で過ごされていると思います。そんな中、おやつも以前より増えてしまってはいませんか?実は、幼稚園や学校に行っているときのほうが、おやつを持っていけませんから、生活習慣としては規則正しく、良いと考えられます。

おやつの内容によっては、やはりむし歯になってしまうこともあります。おやつについて、もう一度見直してみましょう。

本来おやつとは、3度の食事で摂ることができない栄養素を補う食事、つまり補食という意味をもっています。おやつ=お菓子というイメージが強いかもしれませんが、補食というイメージをもつだけでも大きな意味があると思います。

成長期の子どもたちの栄養には、このような特徴があります。

子どもは大人と比べると体重1kgあたり、

・エネルギー 2

・タンパク質 約1.5

・鉄、カルシウム 23

身体が小さいからといって、単純に大人の半量を与えればいいというわけではありません_:(´` ):

どの栄養素も大切ですが、なかでもタンパク質やカルシウムを多く必要とします。これらを摂取できる食べ物をおやつ(補食)として与えられるといいですね。

たとえば、ゆで卵、小魚やヨーグルトなどがおすすめです。ここで、+αで行うといいのが、よく噛んで飲み込む食べ物です。たとえば、先程お話しした小魚、焼き芋、するめなど、これらは顎や歯の発達にも良いもので、またしっかり噛んでやわらかくしたり、細かくしないと飲み込めないものでもあります(^^)

現代では、やわらかいもの、食べやすいものが多いですが、そればかり食べていると、顎の成長が遅れ、歯が生えるスペースが少なく、生えかわりのときに重なって歯が生えたり、乳歯が抜ける前に永久歯が脇から生えてきたり…と歯列不正(歯並びの異常)につながることもあるでしょう。

まだまだご自宅にいる時間が長いと思います。もう少しの辛抱だと思って感染予防対策をしながらがんばりましょう。