飛行機に乗ると歯が痛くなる❓

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 歯科医の臼井です。

日常生活ではそれ程気にならなかったのに、飛行機に乗っている間に段々と歯が痛くなってきた😖

 

という経験をされた方や、その様な話を聞いた事がありませんか?

 

これは、「治療されていない虫歯があると宇宙飛行士にはなれない。」という話とも実は同じ理由です☝️

 

以前は、私も「虫歯になった事があると宇宙飛行士にはなれない」と勘違いしておりましたが、

そんな訳ではなく、正しくは、「治療されていないムシ歯があると宇宙飛行士なれない」という事だそうです。

かつて、日本人として初めてスペースシャトル(エンデバー号)に搭乗した宇宙飛行士となった毛利衛さんは、その選抜試験を受けた際に「ムシ歯治療の必要が認められる」という理由で、一度不合格通知を受け取った事があるそうです。

しかし、その後ちゃんと宇宙に飛び立った事からも分かるように、適切にしっかりと治療されていれば詰め物が入っていても、宇宙飛行士になれるそうなので、

これから宇宙飛行士を目指す方は、ぜひ選抜試験の前には治療が必要な歯や親不知が無いか確認しておきましょう☝️

では、何故治療されていないムシ歯があると宇宙飛行士になれないのでしょうか?

その理由が、飛行機に乗った時に歯が痛くなる事に繋がるのです☝️

 

ムシ歯になってしまった歯🦷

実は、初めのうちは全く痛みもありません。

痛みを感じる状態になった時には、ムシ歯としてはかなり進行してしまっている可能性が高いのです。

そして、ムシ歯が神経にまで達してしまうと、歯髄炎をいって、神経(歯髄)が炎症を起こして硬い歯の中で充血する事で、圧力が高まり強い痛みにつながります☝️

ここまで来ると、耐えられない程の痛みに仕事も手につかず休んででも歯医者に行かないと😣と来院される方もいらっしゃいます。

さらにムシ歯菌の感染が根の先(根尖部)にまで進むと、今度は硬い骨の中で膿が溜まり、これまた圧力が高まる事で激痛や、顎や頬の腫れに辛い思いをされた経験のある方もいるかもしれません。

 

そうです☝️

いずれにしても、ムシ歯が原因となる痛みには、圧力が高くなることが影響している事も多いのです。

 

そして、その様な状態のまま飛行機に乗ったり、宇宙に行って気圧が低い空の上に上がってしまうと、圧力が高くなっている歯や骨の中での腫れはさらに強くなり、それに伴って痛みも強くなってしまうのです☝️

宇宙飛行士は些細な体調不良や痛みも、重大なアクシデントに繋がる怖れがあるため、その様な可能性がある状態では、選抜試験をクリア出来ないんですね。

 

特に、現在痛みが落ち着いていても、根の治療(根管治療)の途中である場合には、この様な理由で、飛行機に乗ると痛みが強く生じる可能性があるので、これから飛行機に乗って旅行に行く予定のある方は、早めにしっかりと治療を終えておく事をオススメします☝️