こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 歯科医師の臼井です。
梅雨も明け、本格的に暑さが増してきました😓
熱中症対策を万全にして乗り切りましょう👍
おろしまち歯科医院でも、夏場は冷房を入れておりますが、細かな温度設定ができないため、ご案内するチェアによっては寒すぎると感じられる事もあるかもしれません。
その様な時には、膝掛けをご用意しておりますので、遠慮なくお申し付け下さい☝️
さて、今回のタイトル「お口の中は体の外❓」
一休さんの「このはしを渡るべからず」というとんち話を思い出さかもしれませんが😅
とんちや謎かけでは全くなく、シンプルにそのままの意味なんです。
これを、臼井が予備校時代に生物の授業で初めて聞いた時、「へえ〜、なるほど」と思ったのを覚えてます。
人間の身体の構造をよく見てみると、お口からお尻につながる一本の筒になっているんです。
つまり、口から食べたものは、筒の中を通る間に消化、吸収され栄養として取り込まれます👌
この時、どこに取り込まれるのかというと、
その取り込まれる先が体内ということで
逆に、この筒の中は体外ということなんですね🧐
という事は、お口の中も、食道の中も、胃の中も、腸の中も、体の外 ということです☝️
なんだか分かりにくい話ですが、何故この話を歯医者のブログに書いているかという点がポイントなんです☝️☝️
歯は、消化器系に分類される器官の一つです。
器官というのは、身体を構成する一つの単位で、例えば、心臓、肺、肝臓などの内臓も含まれ、他にも骨や、筋肉といった呼び方も器官の呼び方です。
その様な、数多くの器官の中で、
歯はたった一つだけ、体内と体外を貫く様に存在するという特徴を持っている器官なんです☝️😤
口からお尻に繋がる消化器系は、途中で肝臓などの内臓で作られた様々な分泌液が出される事で消化を助けてくれています。
それらの出口はあくまで小さな穴が開いていて、体内で作られた分泌液を出す穴が体外に向けて開いているだけで、何かが体内外を貫いているわけではありません。
改めて、歯の生え方を見てみると、歯以外の白い所が体外、ピンクやオレンジ色の所が体内です☝️
完全に体内と体外を貫いていることが分かりますね👍
だからなんなのかと言いますと、
ムシ歯を放置して、この様になってしまうと👇
元々体内にはいないはずのムシ歯菌が、体内へと入り込んでしまう通路にこの歯がなってしまうのです❗️
体内に入り込んだムシ歯菌は、身体に対して、さらに様々な悪影響を及ぼす可能性がある事が最近の研究で明らかになってきました。
痛くないから、痛みが無くなったからと、放置しているムシ歯がある方は、すぐにでもお近くの歯科医院にご相談下さいね☝️