根っこの治療🦷

みなさんこんにちは!

仙台市若林区おろしまち歯科医院の柴田です。

あっという間に雪が降り始めて寒くなりましたね☃️

年末はなにかと忙しい時期ですが、お体に気をつけてお過ごしください。

 

今回のブログは、根っこの治療についてです!

 

根っこの治療というと細長い針のようなものでやっているイメージですが、実際にはどのようなことをしているのか詳しくお話しします。

根っこには、歯の神経が入っているところがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこを治療することを根管治療といいます。

根管治療は、大きくは神経のある場合と神経のない場合に分けられます。

どちらの場合でも根の中の感染した部分を取り除き、綺麗な状態になってから、根の中につめます。

 

 

 

 

 

 

つめた後は最終的に被せ物をつくっていきます。

 

 

しかし、根っこの形は人それぞれで、根の先が分かれていたり、膿により溶けてしまっている場合があります。

そういったさまざまな状態にある根っこの治療は繊細な治療になります。

 

また、治療の後で歯が浮いたり、強く噛むと痛みが出ることが時々ありますが、ほとんどの場合は3日から1週間くらいで自然に治ります🦷

 

 

それでは神経のある場合とない場合の治療について詳しくお話しします👌

・神経のある場合

虫歯を放っておくと、むし歯は深くまで進んでしまい歯の神経に達し、痛みやしみるなどの症状が出てきます😢

この状態を歯髄炎といいます。歯髄が細菌に感染してしまっているということになります。

この場合は、感染した神経やその周りの感染源をリーマという器具を使ってきれいに取りのぞきます。

根管内を内部から拡大して清掃し、綺麗で症状のない状態になったら、ガッタパーチャと呼ばれるお薬で根管内をつめます。

ここまでが神経のある場合の根っこの治療になります!

しかし、一度神経をとってしまうと歯は死んでいる状態になるので、割れやすくなってしまいます😨

出来るだけや早めにむし歯が神経を到達する前に治療しましょう!

 

 

・神経のない場合

神経が死んでしまってねの中の治療をしていなかったり不完全な場合、根管内に細菌が感染して根っこの先に膿を持ったりひびいたりします。

この場合は、感染した根管内の腐敗物などを取り除き、綺麗な状態になってから根管内をガッタパーチャというお薬で封鎖していきます!

ここまでが神経がない場合の治療になります。

このようにむし歯菌が感染した神経や腐敗物などの感染源を綺麗に取り除くためにリーマーという器具を使って根管内を内部から拡大清掃し、綺麗になった根管内をガッタパーチャなどのお薬で封鎖していくのが根っこの治療です。

根管は充分に消毒された後、完全に封鎖されることで最近の感染から守られます。根管は非常に細く形も複雑なため、時間もかかってしまう治療ですが歯を長持ちさせるには欠かすことのできない治療です💪

根っこの治療になる前に歯磨きや定期検診でむし歯を予防したり、根っこの治療になってしまっても歯を長持ちさせるために根気よく治療を進めていきましょう😊