みなさん、こんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院の
衛生士の平野です☺︎!
今年もあと1ヶ月ですね!
おろしまち歯科医院では毎年恒例✨
クリスマスツリーを飾ったのと、
2019年のカレンダーを配布して
おります!✨
今回は「歯を抜けたままに
放置した場合の問題点について」
お話したいと思います。
・痛みがない
・不都合を感じない
・歯科治療が嫌い
・全身疾患の治療が優先
・お金がもったいない
・・など、何らかの理由で
歯を抜けたまま放置すると
その歯の部位、口腔衛生状態によっては
思いもよらない問題が
生じる場合があります。
また、長時間放置した後で
歯科治療に入ると、欠損歯のみではなく
隣の歯や、噛み合う歯など
治療しなげれば
いけなくなることもあります。
歯を抜けたまま放置した場合、
歯が動くことはよく知られていますが、
歯を抜けたままにしておくと
どのような物理的な問題点と
それに伴って生じる機能的な問題点を
お話します💡
●物理的な問題点および全身の影響
⑴歯の移動
通常、生えそろった歯列では
バクシネーターメカニズムが働き、
歯の移動はほとんど起りません。
バクシネーターメカニズムとは
口輪筋や頬筋が歯列の外側、
内側に作用し、舌が内側から外側に
作用してバランス保つことです。
それにより歯列、咬合は
一定に保たれています。
ところが抜けたまま放置すると
歯列に加わる内外の力のバランスが
崩れるため、抜けた歯の隣の歯は
抜けた歯の方向へ傾斜、捻転を
起こし、噛み合う歯は挺出を起こします。
隣在歯だけでなく、歯列全体に
影響が及び、噛み合わせに影響が生じます。
⑵顎堤の吸収
歯が抜けると、噛み合う歯は
接触関係を失うため、
廃用萎縮が生じ、歯周組織である
歯根膜繊維が細くなり、
骨量も減少して細くなります。
その結果、歯の抜けた部位のみならず、
噛み合う歯の顎堤の吸収も起きるので
噛み合う歯の残存歯にも
大きなダメージになります。
⑶全身の影響
噛み合わせのズレによって、
過度な負荷を受ける歯が出てきます。
周りの歯が徐々に影響を受けていき、
最終的には残っている歯に
負荷がかかっていきます。
過度な負荷によってダメージを受けた歯は
噛む力を失ってしまいます。
そうすると今度は
硬いものが噛めない、
噛むと痛みがある、
など、、残っている歯に
問題が生じるようになります。
ものを噛むことがうまくできないと、
胃腸への負担が大きくなって
消化不良を招きやすくなります。
脳への刺激や血流が不足すると、
思考能力や集中力が低下を招きます。
・
お口の中だけの問題では
なくなってくるんです😖
たった1本だけ、と安易に考えず
早めに歯科を受診しましょう。