若い人ほど知って欲しい歯周病

みなさんこんにちは!おろしまち歯科医院歯科衛生士の山道です☺️

 

みなさんは歯周病についてどのくらい知っていますか??よくCMとかで聞く言葉ですけれど実際どんな病気かきちんと知ってる人はあまり多くないかと思います🤔

歯周病というのは急になるものではないので若い人ほどよく知ってもらいたい病気なんです!

 

まず「歯周病って何?」

歯周病は、歯ぐきの近くについた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。

歯と歯ぐきの境目についた歯垢から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと破壊していきます。

歯周病菌の中には顎の骨を溶かしてしまう菌もいるのでだんだん歯を支えている骨がなくなっていき最終的には歯が抜けてしまうのです。

そして歯を失う最大の原因が「歯周病」と言われています😫

統計によると、35歳で80%以上の人が歯周病にかかっています。

しかし、35歲になってから突然歯周病になるわけではありません。

実は、10代から少しずつ進行していき、20数年の歳月をかけて、歯肉をじわじわとゆっくり冒し、歯ぐきから血が出るという自覚症状がでる30代の頃には、すでに歯肉炎·歯周炎になっています。

若いから大丈夫!と思って普段から歯磨きをサボってしまっていると年齢を重ねた頃には後悔することになります……😢

歯周病の怖いところは虫歯と違ってほとんど痛みがないため気がついた頃には抜くハメに……ということもあるのです!

歯周病は悪化するととても怖い病気です。

歯周病の進行段階は大きくわけて

歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎

 

という4段階に分けられています。

ほとんどの人は「歯ぐきから血が出るなぁ」という自覚症状が出てから歯科医院に来院する方が多いですがこのような症状があるときはすでに悪化した状態なのです。

血が出てもそんなに痛くないしいいか〜とついつい放っておいてしまうと歯周病が悪化し、歯を抜くとご飯が噛みにくくなったり、噛み合わせが変わって強く当たるところに痛みが出たりなど多くの障害が出てきます。

50歳代で「自分の歯がほとんどない」ということにならないよう日頃から気をつけましょう!

 

そのためには、毎日のブラッシングで丁寧に歯ぐきの境目についている歯垢を取り除くことが大切です。

しかし、「磨けている」と「磨いてるつもり」は違いますので歯科医師や歯科衛生士の歯磨き指導を受けて自分の歯にあった磨き方を覚えましょう。磨きにくいところは人それぞれです!

歯垢を放っておくと固くなって歯石になります。

ブラッシングでは取れないので半年に一度は定期検診に行き歯科検診と歯石除去の予防処置を受けましょう。