こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院歯科医師の臼井です。
暑い夏、誰もが寝静まった夜中にどこからか聞こえてくる
ギリギリギリギリ…ギシギシギシギシ…
といったドアが軋むような音。
誰かが歯ぎしりをしているのかもしれません☝
歯ぎしりが何故起こるのかはまだハッキリと分かっていないそうですが、
ストレスが一つの原因になっている可能性は高いと考えられています。
私自身、お昼寝やうたた寝をしているときに、自分のいびきや歯ぎしりの音でハッと目が覚める事があります
(私の場合はいびきの方が断然多いですが…😅)
かといって、ストレスがひどく溜まっている自覚もなく、また、溜まっているとしても、無くそうと思って
ストレスが無くなるなら苦労はしませんよね😔
それに3〜5歳頃の子供達の多くで、歯ぎしりをしているという保護者の方のお話も聞かれます。
単に疲れや精神的なストレスということだけではないにしても、なかなかコントロールできる点ではない事が歯ぎしりの難しいところです☝
その上、歯ぎしりがお口や歯、身体に及ぼす影響は様々あります。
●歯がすり減る
●歯が欠ける、割れる
●詰め物、被せ物が壊れる
●歯周病を悪化させる
●顎関節症を引き起こす
●知覚過敏のきっかけとなる
●首や肩のコリやそれに伴う頭痛
などなど
○全体的に冷たいものが歯の根元にしみる症状がある場合
○起きた時に顎が疲れていたり、日中は大丈夫なのに朝だけ歯が痛む場合
には、寝ている間の歯ぎしりが原因になっているかもしれません。
また、歯ぎしりの怖いところは、自分では全く気づいていない事も多いこと☝
明らかに歯がすり減っていたり、前回お伝えした歯の根元がすり減るくさび状欠損の有無、上記のような症状がないかどうかお話を伺ったりすることで歯ぎしりをしているかどうかを判断しますが、
「歯ぎしりはしてないです!」
と言う方も少なくはありません。
「歯ぎしりをしてるから心配」という方は、
自分では分からないけど家族に指摘された。
合宿の時に友達に言われた。
など周りの方に教えられて初めて自分が歯ぎしりをしていた事に気がつく事が多いようです。
「こないだ歯医者で歯ぎしりをしてるかもって言われたから、帰って家族に聞いてみたら、実は毎晩凄いよ。って言われたよ」というお話をされていた方もいました。
機会があったら自分が歯ぎしりをしていないか周りの方に聞いてみたり、ご家族や周りに歯ぎしりの激しい方がいたら、一度歯科を受診する事をお勧めしてあげてくださいね☝
さて、そんな歯ぎしりを無くす方法は、
ストレスを無くす!疲れを溜めない!深酒をしない!
そんな事は、言われなくても出来るものならそうしたい‼
(深酒は出来ますかね😓)
そういうわけで、歯ぎしりを無くす事はなかなか思うように出来るものではありません😓
そこで☝
歯ぎしりによって歯がすり減ったり、歯に過度な力が加わる事を防ぐ事で、
上記の様な症状を和らげたり予防する事を目的としたマウスピースを使用する事をオススメします。
寝る時に使うので、ナイトガードと呼ばれます。
このナイトガードは、歯ぎしりと診断されると保険適用され、
型取りをしたら次回にはお渡し出来るもの。
歯ぎしりは、単なる癖ではなく、「歯ぎしり」という病名があるんです☝
ナイトガードには、下顎に装着するタイプや、上下両方に装着するタイプ様々ありますが、
当院では柔らかいシリコンのような素材のマウスピースを上顎に装着するタイプのものを使用します。
夜にキシキシ軋む音…
気になった時には歯科医院にご相談下さい👍