キュイーンという音…

歯医者に行かなきゃいけないと思いながら、なかなか足が向かない😥

 

その大きな理由の一つに皆さんがあげられるのが、

歯を削る時の「キュイーン」というあの音😰

痛そうで嫌な音ですよね。

 

残念ながらムシ歯になってしまい、歯を削る必要が生じてしまった時、できる限り痛くない様に治療を行おうと努力はしておりますが、あの音だけは無くす事はできません🙏

 

できる限り痛みを少なく、お口を開けて頂く時間を短くする為には、逆にあの音が必要なんです。

 

キュイーンという嫌な音を出しているのは、こちらの器具。

エアタービンという回転切削器具で、エアという名前の通り、圧縮した空気の力で小さな羽根を回し、その回転を使って歯を削る器具です。

 

キュイーンという音は、小さな羽根が高速で回転している音なんです☝️

 

その回転数は1分間に30〜40万❗️

 

小さな羽根が風の力で物凄い速さで回転してるんだ〜😳と思うと、いくらか気持ちも…

 

 

和らがないですよね😓

でも、それだけのスピードで回転しているのには、理由があるんです☝️

 

答えはシンプルで、

 

歯は硬いから‼️

 

どれだけ硬いかというと、水晶と同じ位で、オパールよりも硬い位❗️

 

………水晶やオパールの硬さがピンと来ないですよね😅

 

ともかく、鉄やガラスよりもずっと硬いということです☝️

 

その硬度は  7 🖐✌️

 

自然界で

硬度8 エメラルド、

硬度9 ルビー&サファイア、

そして硬度10 ダイヤモンド💎

に次いで硬い物質であるということです✨

 

物質を削るには、その物質よりも硬い物でなければ削れません。

 

そこで、エナメル質を削るために、エアタービンの先に付けるポイントの先端には👇

ダイヤモンド粒子がついています💎

 

高速回転のエアタービン&ダイヤモンドポイントの力がないと、歯の表面を覆うエナメル質は削れない‼️

 

そんなに硬いエナメル質なのに、なんでムシ歯で簡単に穴が開くのか⁉️

 

それは、また、別の話…😌

 

という事で、キュイーンという音は歯の治療には必要な音なのです。

出来るだけ短い時間で終われるように努力するので、ご勘弁ください🙏

 

エナメル質には修復機能が無い上に、作ることもできません。

硬さだけでは無く、その価値はエメラルド、ルビー、サファイア、ダイヤモンドに勝るとも劣らないと感じるのは、私が歯科医だからというだけでは無いと思うのですが、いかがでしょう❓

 

何よりもあの音が嫌な方には、とにかく削る必要が生じないように、正しいブラッシングと定期的なメンテナンスをオススメしますね☝️☝️☝️