酸蝕症とは?

みなさん、こんにちは!

おろしまち歯科医院歯科衛生士の寺岡です!

7月8月暑さ☀️に対して構えてたのですがそこまで暑くならずに過ごせましたね。9月になってずれ込むように暑くなるのは避けて欲しいと願う毎日です。暑い日には冷たいものが欲しくなりますよね。キンキンに冷えた麦茶、アイス🍨どれも思い切り食べたいのですが前歯が染みるという経験ありませんか?

今回は虫歯でないのになぜ前歯が染みるのか、[酸蝕症]についてお話しします。

 

 

 

 

 

Q1.そもそも酸蝕症って?

酸蝕症とは、飲食物などに含まれる酸によって、歯の表面が溶けてしまう状態のことです。

歯の一番外側にある「エナメル質」は、身体の中でも特に硬い組織ですが、酸には弱いという特徴があります。

酸性の飲食物を頻繁に摂取すると、少しずつエナメル質が溶かされ、歯が薄くなったり、表面が滑らかではなくなったりすることがあります。

そして、エナメル質が薄くなることで、その内側にある「象牙質」が刺激を受けやすくなり、冷たいものなどが染みる原因になることがあります。

Q2どうして前歯が染みやすいの?

酸蝕症は、酸性の飲食物が歯に触れることで起こります。特に前歯は、飲み物が直接当たりやすい場所です。

例えば、

・炭酸飲料
・スポーツドリンク
・ジュース
・ワイン
・柑橘類
・お酢を使った食品
・酸味の強い食品

などを日常的に摂取していると、歯が酸にさらされる機会が増えます。

「毎日少しずつ飲んでいるだけだから大丈夫」と思っていても、摂取する回数が多いと、その分歯が酸に触れる時間も増えてしまいます。

Q3.酸蝕症になりやすい習慣とは?

実は、飲み物の種類だけでなく「飲み方」も重要です。

例えば、仕事中や学校でスポーツドリンクや炭酸飲料を少しずつ長時間飲んでいる場合。

一気に飲み終えるよりも、何時間もかけて少しずつ飲むほうが、歯が酸にさらされる時間が長くなります。また、レモン水やお酢ドリンクなど、健康を意識して飲んでいるものにも酸が含まれている場合があります。「健康のために飲んでいるのに、歯には影響するの?」と驚く方もいるかもしれません。

大切なのは、酸性の飲み物を完全に禁止することではなく、摂取する頻度や飲み方を見直すことです。

Q4.酸蝕症になるとどんな変化がある?

・冷たいものが染みる
・歯が黄色っぽく見える
・歯の表面がツルツルしている
・歯の先端が薄くなったように感じる
・歯の形が変わってきた
・歯が欠けやすくなる

特に前歯の場合、エナメル質が薄くなることで、内側の象牙質の色が透けて見え、歯が以前より黄色く見えることがあります。

染みるからといって、すぐに酸蝕症とは限りません

ここはとても大切なポイントです。

歯が染みる原因は酸蝕症だけではありません。

例えば、歯ぐきが下がって歯の根元が露出していたり、歯磨きの力が強すぎたり、歯ぎしりや食いしばりなどが原因になっている場合もあります。

また、虫歯が原因で染みている可能性もあります。

そのため、「前歯が染みる=酸蝕症」と自己判断するのではなく、歯科医院で原因を確認することが大切です。

Q4.酸蝕症を予防するには?

①酸性飲料をダラダラ飲まない

炭酸飲料やスポーツドリンクなどを長時間かけて少しずつ飲む習慣がある方は、できるだけ時間を決めて飲むようにしましょう。

②飲んだ後は水やお茶を飲む

酸性の飲食物を摂った後に、水やお茶を飲むことで、お口の中に残った酸を流すことができます。

③酸っぱいものを食べた直後は強く歯磨きしない

酸によって一時的に歯の表面が軟らかくなっている状態で、すぐに強い力で歯磨きをすると、歯の表面を傷める可能性があります。

酸性のものを摂った後は、まず水で口をすすぎ、少し時間を置いてから優しく歯磨きをすることを意識しましょう。