歯ブラシの方法とは?(毛先編)

みなさんこんにちは!おろしまち歯科医院歯科衛生士の寺岡です。一日の中でかなり気温差があり風邪をひきそうで怖いです🤧🌀みなさんは今年お花見できましたか?今年は満開になったと思いきや雨風に見舞われあっという間に散ってしまい悲しかったです🌸来年こそはゆっくりと長く桜の季節を楽しみたいものです!

さて、今回は歯ブラシのブラッシング方法です。毛先を使用したブラッシング方法についてお話します。

1.歯ブラシの持ち方


歯ブラシの持ち方は大きく分けて2つです。1つはパームグリップ(掌握状)、もう1つはペングリップ(執筆状)です。

パームグリップ :歯面を効率よく清掃でき、幼児や障がい児者のブラッシングに適します。

⚠️ブラッシングの圧が強くなり、歯と歯の間や奥歯、歯並びの悪いところのお掃除は不十分になりやすいです⚠️

ペングリップ:ブラッシング圧や歯ブラシの毛先を適応させやすいペングリップが基本の持ち方になります。

2.ブラッシング、うがいについて


ブラッシングは2-3歯ずつお口の中を一筆書きの要領で奥歯から開始していくと磨き残しが少ないです。歯ブラシを軽く持ちブラッシング圧をコントロールしながら行いましょう!

ブラッシング時には歯磨き粉(歯磨剤)を併用します。ブラッシング後のうがいは、歯磨き粉の中に含まれている成分の効果を期待するためには1回のうがいが有効です。

3.ブラッシング方法(毛先編)


①水平法

毛先を歯面に直角に当て、

水平方向に往復運動します。

 

 

②垂直法

軽く噛んでもらい毛先を①のように当て上下に動かします。歯と歯の間が広い方や、細かい操作が困難な方に適します。

③スクラッビング法

毛先を使用したブラッシ

ング方法としてよく指導

されるものになります。

毛先を歯面に直角に当て同時に歯茎にも軽く当てるようにし、小刻みに動かします。1本ずつ磨くようにしましょう!

④1歯ずつの縦磨き法

1歯の歯を3面に分けて

磨きます。

 

 

⑤バス法

毛先は歯の根っこの方向に向けて、45°の角度で歯茎に当てます。優しく歯ブラシを当てましょう!

 

⑥フォーンズ法(描円法)

軽く歯を噛んでもらい、毛先を歯面に直角に当て上下の、歯の根元にかけて大きく円を描きながら磨いていきます。細かい操作が困難な幼児に適しています。また、ブラッシングの仕上げに歯磨き粉やジェルを使用する際にも適しています!

 

ブラッシングで落ちる汚れは全体の約6割だと言われています!それ以外の汚れはフロスや歯間ブラシなどの補助用具と言われる物が必要になってきます。今回は毛先を使用した、ブラッシング方法についてお話しました。次回は歯ブラシの脇を使った方法や補助用具の使い方についてお話していきます!