入れ歯が完成するまで…🍀

みなさん、こんにちは!

おろしまち歯科医院、歯科衛生士の育村です🍮

3月になり、学生の方は卒業をしたり、社会人の方は転勤や引っ越しがあったり…

環境が変わる時期になり、忙しない日々を送る方も多いのではないでしょうか?

そんな3月は、歯医者も忙しくなる時期で、「○日までに治療を終わらせたい」という方も多く来院されます👣

その中で、「○日までに入れ歯を作ってほしい」という要望があり、いらっしゃる患者さんもいますが、

入れ歯は、一度歯型をとったら、すぐに出来上がる❗️…という訳ではないんです😥

さまざまな工程を経て、やっと出来上がる、世界にたったひとつのオーダーメイド品です🌎🔥

では、どんな工程があるのか?入れ歯工場見学スタート🦷🍀

① 印象採得(歯型取り)

まずは、大まかな形を知るために、大きな道具とスースーする柔らかいピンクの材料で、歯型を取っていきます。

※必要に応じて、「歯型を取るための個人専用のトレー」を作る型を取る工程が加わることもあります(なんともややこしくてすみません💦(笑))

 

② 咬合採得(噛み合わせの位置決め)

次に、前回採った大まかな型からできたロウの原型をもとに、上下の歯の噛み合わせの位置を決めます。

また、噛み合わせが深い(噛み込みが深い)方とそうでない方でも、この位置が変わってきます。

(この工程がないと、上下の歯がうまく噛み合わない入れ歯ができてしまいます😥。。。)

③ 義歯試適(入れ歯の試着)

そして、完成まであと一歩まできたら、しっかり歯の形が並んだ、ロウでできた入れ歯を試着していきます。

この時に、入れ歯が入ったときの表情や顔との調和、発音のしやすさなどの調整を行ないます。

いわば、完成する前の最終チェックです✍️

 

④ 義歯完成(入れ歯のお渡し)

これでやっと、最終的にプラスチックで製作された入れ歯の完成です🎉

当日も、その場で装着してもらい、入れ歯が入ったときの痛みはないか、発音はできるかなどを確認します。

また、入れ歯の使用や保管方法についてのレクチャーも行います。

⑤ 義歯調整

一度、使っていただいた上で、不調があれば専用の器具器材で調整を行います。

ただ、新品のものは何でも、慣れるまでに時間がかかるように、入れ歯も慣れるまでの使用や調整が重要👀⭐️

不調が出たら、専用の器具を使って、その都度調整をしていきます❗️必ずご相談ください📗

このように、いくつかの工程があるため、完成までに1ヶ月程度はかかってきます。

入れ歯の相談は早め早めに行うことをお勧めします❕

また、不調だからといって、自分で入れ歯のバネを調整したりすると、変に曲がってしまったり、折れてしまったりします。

仮に、入れ歯が真っ二つに割れてしまったとしても、市販のボンドでくっつけたりもしないようにしましょう。その後の調整ができなくなり、調整のみならず、作り替えをしなくてはならなくなることも…。

(ちなみに、保険のルール上、入れ歯は作ってすぐは、新しい入れ歯は作れません🥵)

そして、調整は決して自分では行わず、専門家にお願いしましょう🤲

入れ歯はきっと、無くなってしまった歯の分までしっかり働いてくれるでしょう◎

ルールを守って、頼れる相棒と共に、最大限の楽しい食生活を送りましょう🍙❗️