妊娠中の歯科治療

みなさんこんにちは!

おろしまち歯科医院歯科衛生士 寺岡です。

おろしまち歯科医院の窓からみえる景色が16時でも明るく春の訪れを感じています🌷🌸だいぶ暖かくなってきましたが風が強く花粉が飛んできそうだと1人心配しています。私の花粉症は特に鼻に来てしまい、鼻呼吸がしずらい時があります。歯科治療を受ける際、花粉症や鼻炎の方は必ずお話ください。少しずつ休みながら進めて行きます。

さて今回お話するのは妊娠中の歯科治療についてです。心配な方も多いのではないでしょうか?Q&Aの形でお話していきます!👶

Q1歯科治療はいつ受けるべき?


A.妊娠中期

 安定期である妊娠5から7ヶ月に受けるのが好ましいです。4ヶ月前だとつわりがあり、体調が安定しないことが多いです。妊娠後期だとお腹が大きくなり姿勢の維持が難しいことから妊娠中期がおすすめです。

 

Q2麻酔の影響はないの?


A.歯科治療では、抜歯の他にも、無痛的に治療を行うために局所麻酔を使用します。その際に使用する通常の量であれば母体、胎児共に影響はありません。

 

Q3X線(レントゲン)撮影は影響ある?


A.歯科治療中に診断のためどうしてもX線検査が必要になる場合があります。歯科で一般に行われるX線撮影による被曝線量は、1年間に受ける自然放射線量に比べても比較にならない程低いものです。鉛入の防護エプロンを、必ず使用します。

例えば歯科でよく撮る白と黒のレントゲンの大きいお写真(パノラマ)を1回撮ると0.03msv

300ペクレル/リットルの牛乳を1日200cc1ヶ月間飲み続けると0.04msvになります。

 

Q4薬を飲んで影響ありませんか?


A.歯科医院で一般的に投与される薬は痛み止め、化膿止めです。薬は妊娠初期に影響が出やすいことから、妊娠中は歯科で投与される薬だけでなく他の一般の薬も飲まないことが好ましいです。

 

Q5妊娠すると虫歯になりやすいの?


A.妊娠中のお口への影響

①つわりや吐き気のためお口の中が清潔に保つこと

    が出来ない

②食事・間食が不規則になる

そのためお口の中が酸性に傾く時間が多くなる

③ホルモンバランスの影響により唾液の量が少なく

なる

 

Q6妊娠すると歯周病になりやすいの?


A.妊産婦の約半数に妊娠性歯肉炎という歯周病が見られると言われています。Q5にも繋がりますがお口を清潔に保つことが難しく、さらにホルモンバランスの影響で歯肉が、炎症を起こしやすい状態になります。不潔にしていると炎症は広がっていきます。妊娠中になる前からのメインテナンスによりお口の中を清潔に保つ必要があります。

 

妊娠中は無理せずお口の中を清潔に保つ必要があります。妊娠中の歯磨きの仕方に困ってる方は1度気軽にご相談ください!