歯ぎしりについて

皆さんこんにちは!
仙台市若林区おろしまち歯科医院、歯科助手の横山です?

涼しげで快適な秋の季節になってきたと感じはじめていましたが、最近はいきなり冬かと感じる寒さの日もありますね…??

手先が冷えやすい私はすでに手袋を装着して外出しております!体感温度など個人差がございますので、適切な上着の準備など皆さんそれぞれの季節の変わり目対策をしてまいりましょう✨

これから寒さが本格的になってまいりますと、震えてカチカチと歯をあてることや、体が緊張して無意識に歯を食いしばっていることが多くなります。

今回はそんな歯ぎしりについてお話させていただきます?⚡️

 

 

歯ぎしりと咬みしめのことを「ブラキシズム」といいます。

歯ぎしりは睡眠中に行うものですので、自覚することが少なく周囲の人に知らされて、初めて気付くことがほとんどです。

咬みしめは、日中・夜間に関わらず、無意識のうちに歯を食いしばってしまうことを言います。

ブラキシスムで歯や骨にかかる力は、強い人で7Okgを超えるといわれています‼️?

そのために、気付かない間に歯や骨に大きな負担がかかっているのです。

ブラキシズムが続いたことにより起こる症状については、

・歯のすり減り

・歯が割れる

・あごのズレ

・歯がしみる(知覚過敏)

・歯周病の進行

・頭痛・肩こり

・骨隆起

・顎関節症

・冠や詰めものがはずれる

・口のまわりの筋肉の痛み

などがございます。

このように、多くの問題を起こしてしまうブラキシズムへの歯科医院で行う対応は、就寝時に歯に装着する「ナイトガード」の作製が代表的です。

 

その他にも、

・咬み合わせの調整をする(必要に応じて歯列矯正)

・歯周病の悪化を防ぐために、プラークコントロールやクリーニングを行う

・しっかり咬めるように、虫歯など歯の治療をきちんとしておく

などの、歯を健康に保つための対応がございます。

そして、ブラキシズムについて日常生活で気を付けたいことは、

・咬み合わせていることに気付いたらすぐに離す

・重い物を運んだり、激しい運動をする時は特に注意する(スポーツをする時はスポーツ用マウスガードの作製をおすすめします)

・唇や類、顎など口のまわりの力を抜く

・ストレスを抱えずにリラックスして休む

などがございます。

 

最後に、具体的に皆さんが実践できる対策もご紹介いたします!

・肘をついて頬杖をつくことはできるだけ避ける

・高い枕はみしめやすくなるので避ける

・寝る時の体勢に気を付ける(横向きはあごに力が入りやすい)

・食事の際は左右均等に少しずつ噛み砕くようにして、極端に硬いものは毎日のように食べるのは避けるようにする

 

いかがでしたか?

はじめにお話しましたように、ブラキシズムは自覚することが少ないものです。起床時や普段から顎の痛みなどを感じるようになった方は、ぜひ一度歯科医院にて歯の状態確認へいらしていただければと思います!??