白濁について

みなさんこんにちは♪

仙台市若林区おろしまちにあるおろしまち歯科医院の歯科衛生士の松倉です。

セミの鳴き声も聞こえてきており、本格的に夏になったのだと感じます。

最近は蒸し暑い日が続いているので、熱中症には十分に気をつけていきましょう!

今回は白濁についてお話ししたいと思います。

白濁とは、歯の表面にときどきある点状や帯状の白い斑点のよくなもののことを言います。

原因は主に3個あります。

①歯の表面が虫歯菌の酸によって、歯のカルシウム成分が少なくなり、脱灰という虫歯の初期症状を起こしてしまう虫歯由来のもの

この白濁ができているところは他のなっていない健康な歯よりも虫歯によって歯に穴が開いてしまう可能性が高い歯になります。

②エナメル質形成不全という歯がつくられるときにおこる白濁

③幼少期に受けた外傷などが原因でできてしまう症状

①の虫歯由来のものは、脱灰が進むと白濁していきます。しかし唾液の中に、再石灰化作用という溶け出してしまったカルシウムをもとに戻して健康な状態に近づける修復作用が備わっています。

その際石灰化を促すものが、フッ素になります。

個人差はありますが、初期の虫歯の白濁はフッ素を定期的に歯科医院で塗ったり、お家でフッ素入りの歯磨き粉を使うことで目立たなくなる場合もあります。

エナメル質形成不全は遺伝性のもの、または歯の形成期に生じるなんらかの原因によって起きると言われています。

また胎内にいるときになんらかの理由でエナメル質が正常に形成されなかった為にできてしまいます。

そのため、他の歯に比べると虫歯になりやすく、進行も早いです。

エナメル質形成不全の場合、フッ素を活用して虫歯予防を図りながら、そのまま経過を見ていくことが多いです。

ですが審美的に気になる場合は被せ物や歯を削って白い材料で埋める場合もあります。

幼少期に受けた外傷により一時的にクラック(ヒビ)が入ります。このクラックを中心に歯の結晶構造が変わり、白濁したホワイトスポットが現れることがあります。

どんな原因でも、白濁(ホワイトスポット)は虫歯になりやすく、進行も早いのでしっかりと歯ブラシで歯を磨くことや、定期検診の際にフッ素塗布を行うことが大切になってきます。

虫歯の由来のものは、黒く穴が開かなければ症状が改善する可能性があります。

お家でフッ素入りの歯磨き粉を使うだけでなく、歯科医院で高濃度のフッ素を塗布することで、より効果が高まります♪

もし気になることがありましたらお気軽にお越しください!